媚薬の効果
「んっ……ぁ」
ロシュのキスに頭が痺れて働かなくなってくる。
それでも、ヴィヴィは必死に逃げようとしていた。
「やめて……っああっ」
ヴィヴィが抵抗しようとすれば、ロシュは耳を噛んだり肌に舌と手を這わせたりして彼女の反応を引き出そうとしてくる。
その度にヴィヴィは声を上げて、気持ちがいいことを伝えてしまっていた。
「いや……」
もはや抵抗らしい抵抗もできずに、ヴィヴィはロシュにその身を預けてしまっていた。
それを満足そうに見ながら、ロシュはヴィヴィをベッドへと運んで行った。
ベッドに下ろされた時には、ヴィヴィの身体はぐったりしていた。
ロシュはヴィヴィの衣服をはぎ取って、彼女を裸にしてから自分の服を脱ぎ始めた。
それをぼんやりと見ながら、ヴィヴィは逃げることができなかった。
ロシュに触れられるのは気持ちいいのだ。
それが薬のせいだと分かっていても、抵抗する気力は湧かなかった。
(もうこのまま流されちゃってもいいかな……)
ロシュのことは嫌いじゃないし、ほかに誰も結婚を申し込んでくれないし……。
ヴィヴィは諦めの境地でロシュの行為を受け入れようとしていた。
裸になったロシュが、ヴィヴィの身体に覆い被さってきた。
そして何度目か分からないキスをされている時、喉の奥に何かを押し込まれた。
(何……?)
気付いた時には飲み込んでしまっていた。
すると、ロシュがそれはそれは嬉しそうに微笑んだ。
「これでもう、君は僕の妻だよ」
「何を」
飲ませたの? そう訊きたかったのに、ロシュがいきなりヴィヴィの足を持ち上げて大きく開かせたので、彼女の言葉は悲鳴に変わった。
――こうしてヴィヴィは純潔を奪われ、ロシュの企みは成功したのだった。




