DAY31、32「(月)10月30日&(火)10月31日」
DAY31(月)10月30日
今日は特に連絡が入っていなかったため解析をパソコンで進めながら買い出しに出かけるのと、掃除を同時進行で進めることとする。
ばらまいた卵の解析は通信から得た情報とそれを総合的に判断するためのプログラムを組み合わせてあるため、多少時間がかかるが、その間はどうしようもないためパソコンをほっておくしかない、その間に食料の買い出しに出かける、今日も激安で知られるスーパーと、業務用スーパー、農家の梯子をする。
人型の卵たちに言葉を教えるのを考えることもあるが、それはそれだ、とにかく荷物持ちをやらせることにする。
今日も今日とてチラシを見ながら安い商品をピックアップし買い出しを終える、米を120kgほど買うという暴挙は農家からの直接の買い付けでないとできない暴挙であろう。
これらをワンダーエッグに持たせてドリームエッグには野菜や肉類の大量に持たせる、私はというと、ドリームエッグが持ち切れなかった荷物を持っている、特に調味料の類だ、今日はいつも使っている調味料が特売になっていた上に、試したい調味料も特売になっていたため、丁度いい仕入れということだ、そして米は大切。
家に帰り卵たちに食材を仕舞うのを頼んだ後に私は部屋の片づけを進める、この部屋はいらなくなった資料やら、いつ使うかわからないもので溢れかえっていたから丁度いい。
片っ端からシュレッダーにかけたり大切な資料はファイリングのための箱に入れたり、探していた反社会的勢力から奪ってきた資料なんかを見つけたりしていたらいつの間にかに夜になっていたため食事をしてから解析結果を見てみる。
それぞれの卵がそれぞれの成長を見せている、この分だと一週間分をまとめて見てみた方が効率がいいかもしれないが、初めの伸び幅は後々に大切なファクターになるため面倒くさがらずに見るしかないか。
帰るついでに菓子や部屋飾りをしこたま買いだしておくのも一応やっておいた。
明日はハロウィンだ、夜になるまでに卵たちに命令して部屋の飾りつけもしつつ卵を持っている子たちを対象としたハロウィンパーティーの招待状を送りつけるのだった。
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DAY32(火)10月31日
昨日今日で人が集まるとは思えないと思いつつ卵たちと共に用意を済ませ、放課後の時間帯になるまで研究にふけっていたら、インターフォンが鳴り、出たら男子小学生連中が家に来た。
ハロウィンパーティーの参加条件に卵を持ってくることを挙げていたからかちゃんと卵を持ってきており、卵を預かりつつハロウィンパーティーをはじめることにした。
小学生連中であるショウ、マサトシ、タカマサの三人組は来るなり「「「ハッピーハロウィン!」」」と大声で言ってきたためお菓子を渡しながらパーティー会場であるダイニングに入れる、ダイニングとはいっても居間、台所とつながっておりそこそこに広い、そこに動物型にした卵を放してあり、ドラゴン型の卵に群がって喜んでいた。
家にある解析機で三人の卵を解析していたらまたインターフォンが鳴り、出ると今度は女子小学生が勢ぞろいで来ていた。
アカリ、ユメカ、シオリも来るなり「「「ハッピーハロウィン!」」」と言ってきたため男の子たち同様お菓子をあげてから家に上げる、その時にも卵を回収することは忘れない。
三人もウサギ型のドリームエッグや猫のような見た目のワンダーエッグと戯れようとしていたが、男の子たちを見つけたが否や、なにやら言い合いを始めたが、その子たちに卵の所有者同士仲良くしろと言ったら、すごく微妙な雰囲気になった、まぁ、喧嘩が止んだのならいいか。
そんなことを考えながら人型の卵たちに皆のことを任せて解析を進める、詳細な情報を取り、卵を返そうとしたところでまたインターフォンが鳴る、今度は男子中学生連中で、フジキ、トモシゲ、ユシタンの三人組だった。
「お招きいただきありがとうございます、姉御!」
トモシゲが言うのに私が多少難色を示しつつ、お菓子を与えたうえで家の中に上げて、その際に卵を預かる、三人はオオカミ型の卵と青い龍の卵に近づき、小学生たちと争っていた。
この時点で17時であり、パーティーの時間は午前0時までと書いたため、まだまだ人は来るだろう、そんなことをしていたら、今度はハジメを連れたヨリカがやってきた、どうやら、私の家の入口でブツブツ呟いていたハジメのことを引き入れたらしい。
「暗黒の世界に片足を入れるための切符を渡せしハラよ!亡者どもがうごめくこの日に祝祭を挙げるとは、良い心がけだ!」
「なんて?」
思わずそう言ってしまった程度には意味不明だが、ゲラゲラと笑うヨリカには関係のない事の様らしく、すぐにドラゴンや狐に気を取られているようだった、勿論、卵は回収した。
そんなこんなで夕方になり、そろそろ食事でも出すかということで、あらかじめ作っておいた料理をふるまう、そして、ある程度したところでまた人が来た。
「こんばんは、パーティーに呼んでいただきありがとうございます。」
やってきたのは、サユカとヨウカの二人組だった、どうやら部活帰りにやってきたらしい、体操着のままで来た二人は、この後家で食事を摂るからお菓子だけくれとのことだった。
それはさすがにという口実で家に上げ、卵を回収しほかの者たちと戯れるように言う、その間に既に解析を終えてある卵を取り出し即座に二つの卵を解析に掛ける、やはりというか、サユカの卵はストレス値が多少高くなっているのが見受けられたがまだ許容範囲内なためそのまま解析を終わらせる。
詳しい解析データをUSBの中に入れて机の引き出しの中に入れ、卵を二人の元へもっていくと、また来客があった。
その時に小学生連中は全員お帰りになるということで、お見送りを兼ねて卵を持ってくる、どうやら親から帰って来いと連絡があったらしい、駄々をこねた子もいたが、ご飯を食べたからと言っても明日のこともあるからさっさと帰す。
その際に人型のワンダーエッグ二人にそれぞれ男の子チームと女の子チームに分かれさせて見送らせることに、男の子連中には卵の中で一番雄々しいテラを、女の子チームには顔がイケメンのカゲリを行かせることにした。
小学生をぞろぞろと引き連れながら玄関まで行くと、そこにはトモミがいて、おどおどとしていた。
「私なんかが来てよかったんですか?」
「当然だろ?小学生見送るから入ってて。」
そう言いながら家の中に入れる、現在時刻18時、子供たちの親が心配する頃だろう、全員に卵が合っているかを確認させてから帰らせる、その時に後ろからサユカとヨウカが話しかけてきて、二人も帰るそうだ。
「わかった、気を付けて帰るんだよ。」
そう言って、持ってきていた二人の卵を持たせてから二人のことを帰らせた後に残ったのは、トモシゲ、フジキ、ユシタン、ハジメ、ヨリカであった、五人ともワンダーエッグの所有者だから、ドリームエッグとは系統が少し違う、しかし、見た目上同じだからあまり気にならないらしい、そのままヨリカとトモミは話始めた。
そんなこんなでそこそこな時間になり、仲良し中二集団は帰るらしい、卵を持ってきてやりそのまま渡す。
そして、外に出て行った三人を見送り、残ったのはハジメ、ヨリカ、トモミの三人で、現在時刻20時、理由がなければそろそろ返そうかなんて思っていたら、外からバイクの音が聞こえてきた、それも何台も。
それが気になり外に出てみると、そこには沢山の人を連れたアマチャンがいた。
「よー、ハラ、ついこの間ぶりー。」
間延びしたかのような口調で言ってくるアマチャンに腰に手を当てながら声をかける。
「ハッピーハロウィン、アマチャン、それで?この量の人はどうしたんだい?」
「あー、これね、パーティーあるって言ったらみんな来るっつって聞かなかったから連れてきたー。」
招待状を一斉送信してアマチャンにも届いていたとはいえ、こんなことになるとは、とりあえず黙らせることにする。
「とりあえず近所迷惑だからバイクのエンジン止めてくれるように言ってくれないかな?」
「はーい。」
そういうと、アマチャンは後ろにいる人たちに話しかけ、エンジンを切ってくれた。
「ありがとう、とりあえずバイクは邪魔にならないように脇に寄せといて、そして、この時間だからそんなにお菓子ないけど、良いかな?」
ため息が出るが、来たものは仕方がない、もてなすことにする。
「おいおい、菓子だけで納得するって思ってんのか?」
ガラの悪い男が私の目の前に来るのに眉間にしわを寄せて迎え撃つ。
「菓子だけって、それ以外に何が欲しいの?お金?武器?防具?」
それに、相手はニヤつきながら答える。
「そういったやつも魅力的だけど、アマチャンの持っている卵以外にも色々と持ってるんだろ?出してくれないかなぁ。」
それに腹が立ち、目線を合わせて話をする。
「一体てめぇは何を考えている、この場所は私の縄張りだ、なにかしたらただじゃ置かないよ。」
「はぁ?何言ってんだてめぇ……「やめな!」」
にらみ合っていたら、アマチャンがそうたしなめて、男性がこちらを睨みつけるのをやめる。
「総長の妹だっていうけど、お前のことは認めてねぇからな?」
言いながら目線をそらしたから、思いっきりみぞおちにこぶしを叩きつけようとコブシを握ったが、思わぬ火種になるだろうから、今回はやめておく。
「相手はもてなしてくれるって言っているんだ、好意を無下にするな。」
「へーへー。」
アマチャンが牽制をしてくれたおかげで、その男は離れていった。
「ごめんねぇ、兄貴に後で色々と言っておくからさ。」
「よろしく頼むよ、あと、こんだけの人数を入れることはできないから、代表者だけでいいかな。」
私がそう言うと、アマチャンは私から離れていき、三人の男性を連れてきた。
「紹介するよ、しらかみリョウ、まつだてタクヤ、こまにゅうエイジ、こいつらはうちの隊のメンバーで、比較的おとなしい気のいいやつらなんだよ、おいお前ら、ハラさんに失礼を働くなよ!」
「「「ウス!」」」
特攻服姿の三人は後ろで手を組み、野太い声で返事をした。
「はぁー……、いいよ、四人は入りな。」
そんな話をしていたら、ワンダーエッグが帰ってきた、それを暴走族のやつらが馬鹿にするから、伸そうか考えて、今目をつけられても仕方がないということを考えた後に、無理やり自分の中で納得した。
「今日は小規模のパーティーだからね、まだいる子たちに粗相を働いたら、容赦なくボコすからね、そのつもりで、入っていらっしゃい。」
そう言いながら家の扉を開くと、アマチャンとシラカミ、マツダテ、コマニュウの四人は家の中に入り、中にいる人たちが驚いた顔をした。
「なんであまだれさんがいるんだハラ!」
抗議をするハジメに説明をしていると、その間にマツダテとヨリカがにらみ合い初め、というか、一方的にマツダテが睨みつけられている状態になっていた。
そんな中、荷物をまとめ始めたトモミの事を呼び止め、これからこういったやつらと渡り合う可能性を言ったら、IT系の職じゃないのかと突っ込まれたから、適当に濁しておいて、仲良くできるなら仲良くするようにとみんなに対して言ったら、度胸があるヨリカがアマチャンに話しかけ、速攻で仲良くなっていた。
その後はお菓子や料理をふるまいパーティーをして、1時間でお開きにした。
現在21時半、お開きにするのは良い時間帯だ、確かに終了時間は0時ではあるが、とりあえずトモミ以外の全員を追い出し、見送った。
トモミに今日のことを話してから理解を得て、トモミのことを帰す、明日はトモミのためのベッドやらなんやらを買い出しに行こうと思いながら、残ったもので食事を摂り、卵の力を借りながら今日中に片づけを終わらせてから寝ることにした。
今日も忙しかった、なんとかなってよかった。
そして明日は、トモミの部屋(仮)を片付けていたら出た、大切な資料を入れるファイルがなくなったのを思い出したため追加のファイルを買いに行かなければ、他に何もなければいいが。




