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烙印の子  作者: あねむん
《第六章》
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[EP.6-0]もう一つの世界

会いたい。

アイラに会いたい。

子どもに会いたい。


たったそれだけの願いが、こんなにも遠い。


戦場に来てから、何人もの人間が死んだ。

こちらも、向こうも。

そんな光景を見続けていると、時々分からなくなる。


なぜヒトは殺し合うのだろう。

なぜ話し合うことより先に武器を取るのだろう。


戦友は言った。 「守るために戦うんだ」と。

その言葉を否定することはできない。

だからこそ、分からなくなる。


皆が国を、家族を守ろうとしているのなら、どうしてこんなにも多くのものが奪われていくのだろう。


この戦場は誰が望んだ未来なのか。

誰が、この結末を願ったのか。


もし生きて帰れたなら――もう一度、家族に会いたい。


AC.0514 著:レスター

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