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Tales of masquerade  作者: 万十朗
第二部
56/455

幕開け・おまけ

~あれから三ヶ月~


フィノ「こうして一緒に旅をするのも久し振りですね」

デュー「そうだな」

フィノ「デュー君はずっと王都にいたんですか?」

デュー「まあな。

魔物が凶暴化したままだから護衛の依頼も多くて、なかなか食うのには困らない。特に貴族の連中とかたんまり持ってるからな」

フィノ「そ、そうですか……」

デュー「それに、戦っていた方が気が紛れる……」

フィノ「デュー君……」

デュー「って訳だ。肝心の記憶の方はサッパリ戻る気配がない」

フィノ「…………」

デュー「フィノの方はどうだったんだ? 少しは占いの腕は上がったのか?」

フィノ「も、もちろんですよ! 何なら占いましょうか?……恋愛運とか♪」

デュー「いや、遠慮しとく。恋愛とか一番縁も興味もないからな」

フィノ「それは残念……占いたくなったらいつでも言って下さいね☆」




~フィノは大胆?~


デュー「ったく、合い鍵貰ったからって普通一人暮らしの男の部屋に入ってくるか?」

フィノ「それ、デュー君が言ってもなんだか微妙ですけど……ごめんなさい、デュー君は仕事に行ってばかりでいないことが多いって宿のおかみさんから聞いて……」

デュー「今を逃すと会えないかもしれないと思ったのか……オレだったから良かったけど、あんまりそういう事しない方がいいぞ」

フィノ「は、はい」

デュー「……天然なのか男として見られていないのか、どちらにせよ複雑だな……」




~静かすぎる三人~


デュー「…………」

フィノ「………………」

オグマ「……………………」

フィノ「し、静かです、ね」

オグマ「あっ、す、すまない……退屈だろうか?」

フィノ「いえ、そんな事は……」

デュー「見事にやかましいのだけいないからな。オレはこれはこれで落ち着く」

オグマ「そ、そうか……」

フィノ「賑やかなのに慣れちゃったんですね♪」

デュー「毒されたとも言うがな」

オグマ「毒され……」

フィノ「デュー君、容赦ない……」



~もふもふに会いたい~


フィノ「シブースト村にはミレニアちゃんとシュクル君がいるんですよね」

デュー「特に連絡はないが、たぶんな」

フィノ「ああ、早く会いたいなぁ……☆」

オグマ「やはり楽しみなんだな、歳が近い者同士という事もあるのか……」

デュー「いや、フィノの目をよく見てみろ。あれは友達との再会を心待ちにしている目じゃない、狩人の眼だ」

オグマ「か、狩人……?」

フィノ「シュクル君……もふもふ……うふふふふ☆」

オグマ「あ……」

デュー「……な?」



~ガトーとリュナン~


オグマ「最初はアレだったが、リュナンはガトー殿と仲良くなった」

デュー「パシらされていいように使われてるんじゃないのか?」

フィノ「ガトーさんの所でどんなお手伝いをしているんですか?」

オグマ「ええと、いろいろだな……忙しいガトー殿の代わりに遠くの町に買い出しや届け物をしたり、工房の掃除をしたり……あとはお茶を煎れたり肩を揉んだり」

デュー「わかった、もういい」

フィノ「リュ、リュナンさん……」

オグマ「ガトー殿もリュナンを気に入っているようで良かった」

デュー「いいのかそれで」

オグマ「気に入らなければそもそも顔も見ない、そういう方だ。わかりにくいかもしれないが、な」

フィノ「そういうものなんですか……」

デュー「さすが、よくわかってるんだな」

オグマ「少しだけ、だけどな」

デュー「ああ、肝心な所で鈍感だな」

オグマ「?」

デュー「いや、こっちの話だ」

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