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5:誰か、私に勇気をください


 今なの?

 ルナリアは自分に問いかける。

 今なのか。今がチャンスなのか、と。

 そして、それに答える心の中の自分の声も、また決まってこう答えるのだった。

 今しかないじゃない。今を逃せば、また臆病な自分はどうせためらうに決まってる。臆病者なんだから、巡り巡ってきたチャンスを生かさなければ、一体いつ、打ち明けるというのだ。

 すっ、と、街のざわめきが遠ざかっていく。

 そして、ルナリアは小さく息を吸い、ぎゅっと拳を握りこんだ。


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