タマ
今回は猫のタマ視点の話しです。
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おれのなまえはタマ。
ねこのオスだ。
よく、いえをでて、おこられるけど、でる。
にんげんもでてて、おれが、でれないなんて、おかしい。
そとはさいこうだ。でもエサがないのが、あれだよな。
そとのヤツラはネズミとかたべてるけど、おれカリカリいがいムリだし。
そんなかんじで、またでてたとき、なんだかほそながい、デカいにんげんにあった。
すぐわかった。うん、こいつおれらのことが、スキでエサをくれるヤツだ。…やっぱりスリスリしたら、すぐくれた。
まあ、そこまではふつうだった。
『あなたの名前は何ですか?』
は?な、え?
アタマにイメージがきた。
びっくりして、まわりをみる。
ほそながいヤツのかおをみた。
『私はオーガストと言います。』
どうもコイツからイメージがくる。ふしぎだ。
おれはエサももらったし、なまえをいった。
「タマ。」
こえをだしていった。でも、ないてもわかんないだろう。そうおもったけど
『タマさんですね。』
アタマをのぞかれてるのか、またイメージがはいってきた。へんなヤツだ。
いま、おれはオーガスト、ながいからガスとよぶけど、そいつのへやで、くつろいでる。
ガスがまたアタマに、はなしかけてきた。
『なんで家を出たんですか?』
『そとにでて、あるきたいから。』
おれは、こえにしなくてもガスにつたわるのをしって、アタマのなかで、はなした。
『外に住みたいんですか?』
『ちがうな。そとはさむいし、たべれないときもあるし、でもでたいときは、でたい。』
そう、けづくろいしながら、おれはいった。
『仮にですけど、飼い主さんとリードを付けて散歩出来たら家に戻りたいですか?』
『そうだな、まいにち1かいは、でれればいいぞ。』
イヌみたいにネコもできるのか?
それはナゾだったが、ガスはかいぬしにれんらくして、さんぽができるように、てはいしようか?
といった。
よくわかんなかったが、そうしてもらった。
いやになったら、またでればいいし。
なるようになるだろ。
そんなかんじで、おれとガスはしばらく、さんぽとやらのために、いっしょにいることになった。
つぎのひ、
『タマさん、私彼女がいるんです。』
『へー、ツガイってことか。よかったな。』
ガスのへやで、そんなはなしをした。
『タマさんにも紹介したいです。』
『グイグイこないやつならいいぞ。』
はなしながら、こんどは、なんとなくさむくなって、ベットにすわったガスのふとももに、あたまをよせて、まるまる。
するとねむくなって、おれはねた。
おきると、ガスはすごいにこにこしていた。
おれのうえには、ブランケットがかけてあった。
よくわからないが、ネコといるだけでよろこぶ、にんげんはいる。
おれは、のびをして、ガスにいう。
『エサがほしい。』
『タマさんはいっぱい食べますね。』
そういって、カリカリをだした。
カツオあじで、うまかった。ついでにみずをのんだ。
エサをくれるやつは、グイグイこなきゃいいやつだ。
ふと、なんとなくツガイとガスが、うまくいったらいいなとおもった。
そしておれは、ファーとあくびをして、かおをあらって、またねた。




