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宇宙人に恋してる  作者: 02369385


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42/44

絶世のイケメン


△▼△▼△▼


次の日はバンドはなかったので、オーガストさんに久しぶりに会いに行った。

庭園にいるらしいが、なかなか見つからない。

ウロウロしていたらガゼボのイスに座っているのが見える。


彼は相変わらずプラチナブロンドが美しく、それをフィッシュボーンにしていた。目がグリーンでキラキラして、顔がとてつもなく整っている。絶世のイケメンだ。

言われなければ、宇宙人だとはわからない。身長も高いし多分北欧のモデルに見えるだろう。

そんなキラキラした人は、ゆっくり、ガゼボにあるテーブルの上に乗った物体に顔を押し付けた。

そして停止する。


?

え?よく近づいて見ると物体は猫だった。

その茶トラの猫はこちらをチラッと見た。

うん、これあれだ猫吸いだ。それにしても長い。3分は停止していた彼はゆっくり顔を上げた。

そして私に微笑む。

イケメンは猫吸いしてもイケメンだった。



オーガストさんが言うには、テレパシーで聞いた所、この子はタマというらしく、家出して来た飼い猫らしい。

地球でのテレパシーは、動物では禁止されていないので逆に人間より会話が楽みたいだ。


タマはまだ帰りたくないようで、お腹が空いたらしく、オーガストさんに催促している。テレパシーで何か話している。今度はイカ耳になって尻尾を振って怒った。

先程も結構食べたのにまた食べると言い出したみたいだ。


飼い主に届けないのかと聞くと、

タマに何故家出するのかテレパシーで聞いたら、散歩がしたいと言ったらしい。

そしてアーカーシャを見て猫の主人に連絡すると、しょっちゅう家出して困っているので、解決策をご存じないですか?と言われた。

なので散歩出来るようにしてからお返ししましょうか?

と言ったら、お願いします。と頼まれたそうだ。


たしかに猫の散歩はまれにいるとは聞く。

出来たらそれはいいだろう。


私はオーガストさんの隣りに座った。

タマに撫でていいか聞く、彼がテレパシーで聞くと、アゴと眉間を撫でて欲しいらしい。

撫でるとゴロゴロ言い出した。かわいい。



今日はとても天気がいい。

薄いコートは必要だが、風もほどほどで心地よい。

しかも隣りには絶世のイケメンの宇宙人彼氏もいる。

最高だ。

絶対こんな人生来るわけないけど、来たらいいなとずっと思っていた。





「トミヤさん何故泣いているんですか?」


そう彼に聞かれて泣いていると気づく。


「幸せだなと思ったら泣いてました。」



なんだかオーガストさんと顔が近い。ドキドキする。

どんどん近づいて来る。そんな感じで私と彼は自然と初めてキスをした。

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