運命は突然に
いつも読んでくださってありがとうございます。
今回はアーカーシャと前世の話しが出て来ます。
そんな話しをしていると、急に
「みんな何してんのー?あれ?何でトミヤじゃん!どうしているの?」
そんな声が出入り口の方から聞こえた。
ロビーの中でも1番高いだろう身長、2m20㎝いくかいかないかくらいのコナーがそこにいた。
相変わらずとても目立つ。
そして隣を見るとシルバーの似たような服を着た、プラチナブロンドの人がいた。
身長はコナーより30センチくらい低い。
その人と一緒にこちらへ向かって来た。
うん、多分隣りの人もプレアデス星人だね。わかります。
おそらく紹介されるだろう人の顔をぼんやり見ていた。
…あれ?
なんだろう近づいて来るにつれ、知り合いのような不思議な感じがする。
いや、プレアデス星人なんて珍しいのだから知ってる訳がない。
もしかしたらメディアなどに出ていた人なのかもしれない。
どんどん近づいて来る。
するとコナーの隣りの人は、すごく凝った髪型をしているのが分かった。
1つのゆるいフィッシュボーンにした物を左肩から前に垂らしている。
そして豹柄のようなリボンで先を結んでおり、髪飾りなのかよく分からないが、キリンや象などの小さ目の飾りをそのフィッシュボーンのボーンっぽい所にランダムにくっつけていた。
顔は元々そうゆう顔なのか分からないが、微笑んでいるような見た目で目は緑だ。
顔の作りがやわらかく、ここのプレアデス星人の中では1番背が低そうだし、女性なのかもしれなかった。
2人が来るとエイプリルさんが何故私がここにいるか説明してくれた。
説明を聞き終わるとフィッシュボーンの人がこちらを向いて話し出した。
「こんにちは、私はプレアデス星人のオーガストです。」
そう言って握手を求めて来た。
私はその手を取って、自己紹介をした。
オーガストさんは思ったより声が低い。
そして聞き間違いでなく、オーガスト、なら男性名だ。
プレアデス星人は中性的なので性別が分かりづらいというのは本当だなと思った。
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人数が多くなったので、同じロビーの別の大きめのテーブル席に移動し、話すことになった。
3対3で向かい合って6人座れるテーブルに、3対2で座ったのだが、オーガストさんが私の右隣りの席になった。左隣にはシヴァニさん。
目の前の席にはコナーがいて、私から見て右手前にはエイプリルさんがいた。
コナーとエイプリルさんはこの中では大きいので、1つ空いている席側の方がバランスがいいのだろう。
会話はコナーが私に謝る所から始まった。
そして自然とオーガストさんの地球に来る前の話しに変わって行った。
彼はエイプリルさんと同じ宇宙船で動物の調査研究をしていたらしい。
他にもメンバーもいて、色んな星を巡ったとのこと。
そしてシリウス星にも行ったことがあるという。
「シリウスは素晴らしい所でした。色々な動物がいて、そうそう、そこでペガサスとも友達になりました。」
ペガサス、そういえばこちらへ来る前に私は自分がペガサスになってプレアデス星人に恋する夢を見ていた。
そこもたしかシリウス星じゃなかっただろうか?
たまたまシンクロしている。
さらにオーガストさんが話す。
「珍しい全身黒いペガサスでした。とても賢く美しい子でしたよ。」
彼はうっとりした口調で続けた。
あれ?夢で私は黒いペガサスだった。
え?たまたま?そこまでたまたまなんてあるだろうか?
あの夢をよく思い出してみた。
出会って恋をしていたプレアデス星人は髪が金髪と白髪の中間、つまりプラチナブロンドであり、目も緑。
そうか、フィッシュボーンに気を取られていて分からなかったが、夢の中の人と容姿や顔、声も同じだ。
私はだいぶ聞きづらかったが、オーガストさんの話しと私の夢が何か接点があるのかもと思い、尋ねてみた。
「オーガストさん、その黒いペガサスにはお気に入りの泉があって、それは宇宙船停泊所の出口から見て、右手にある崖を超えた森にありませんでしたか?」
「え、何で知っているんですか?トミヤさんはテレパシーを使えるんでしょうか?」
オーガストさんは不思議そうに答えた。
私は自分の夢のことを話した。
まず不思議な図書館、多分アーカーシャっぽい所へ行き、その中に自分の魂の本があり、前世が黒いペガサスだったと知ったと。
恋をしていたことは伝えづらくて言うのをやめた。
彼はすごくびっくりしていたが、
今から馬だった私と自分が本当に会っていたか、アーカーシャにリンクして調べてもいいかと、聞いて来た。
閲覧はちゃんと会っていたか分かる所までにするらしい。
見られるのは恥ずかしかったが、このままモヤモヤしていてもしょうがないので頷く。
オーガストさんは目を閉じて暫く集中していた。長いまつ毛がピクピク揺れているのが見える。
なんだか緊張して、数十秒のはずだがもっと長く感じた。
そして彼は急に目を開けてこちらを向く。
「会えて嬉しい。今度はずっと一緒にいましょうね。
私も愛してます。」
目をウルウルさせて言われた。
そしてあっ、コレ好きだったのも見られたな。
そう思った。




