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宇宙人に恋してる  作者: 02385


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27/44

女子会@宇宙船



▼△▼△▼△



「私、昔のFran◯Fran◯が好きで、その中でもシェル系パール系の雑貨が好きなんです。」


そう言うこちらにエヴァンさんが答える。


「分かりマス。シンプルな中のフェミニンというか、姫系や、ゆめかわ、までいかずかつ海の中にありそうな、あの感じデスカ?」


「そうそう、それです!」


宇宙船に来てから1時間が経っていたが、何故かエヴァンさんと本題とは違う話をして盛り上がっていた。

そして男性なのだが、彼の乙女力(おとめりょく)が高く、会話がどう考えても女子会になっている。


「実はワタクシのいた地底でも、似たような作品を作るアーティストがイマシタ。

よければホログラム映像を見てミマスカ?」


「見たいです。」


そんなピンポイントの作家さんが地底にいるらしく、びっくりしたが、返答した。

そしてホログラムを見ていると、桃と一緒にこの画像を見たかったなと思ってしまった。


「エヴァンさんありがとうございます。

…今の話しの流れとは違うんですが、しばらく今後のことを考えてもいいですか?」


「分かりマシタ。こちらこそ本題からズレてイマシタ。すみマセン。

どうしマスカ?一旦ホテルへ戻りマスカ?それともこちらで考えマスカ?」


そう聞かれた。


▼△▼△▼△


私はそれから

一応エヴァンさんにホテルについて来てもらい、桃を見てもらった。

しかしやはり起動することは危険らしく、彼女を置いて

また宇宙船に戻ってゆっくり考えることにする。


多分彼女をジッと見ながら考えてもいい答えは出ない、それと、考えながらエヴァンさんにまた質問もする必要があるかもしれない、と思ったからだ。


戻って来た船内は先ほどと同じ所なのか違うからなのかよく分からないが、彼が部屋の壁を触ると冷蔵庫のような物や、ベッド、窓が表れ、小さめの扉の中にはトイレとシャワーがあった。


彼の話しによると、今回のウイルスは人間が作ったAIやその周辺のデバイスなどにかかる物で、宇宙人由来の宇宙船は根本からシステムが違うのでかからないらしい。

そんな高性能な宇宙船のベッドに座った。

深呼吸する。


多分合理的に考えて、宇宙船(コレ)で帰った方がいいのだろう。

でも、本当にそれでいいのか?

いや、『それだけでいいのか?』

という方がしっくり来る。

そんな感覚があった。


同じようなことが連続している気がする。

ルイとどうしても会わせようという流れを感じる。

神というのか創造主というのか、何でもいいがその大きな観測者の行って欲しい方向がある。


そう仮定すると今の状況もしっくり来る。

桃を感染させるのが最短でルイに私を会わせる方法な気もした。


おそらくルイに会った方がいい、そうしなければまた別のことが起こるだろう。

でも会ってどうしろと?

友人にでもなればいいのだろうか?

嫌すぎる。

必要不可欠なことは本人が出て来て口頭で言ってくれ。

そしてそんな流れを作るなら、最初から楽にそれを出来る設定にしろと思った。


ため息をついてベッドに寝転がる。


宇宙人の知識によると、人間に限らず全ての者は生まれる前に今世の辿るだろう全てのルートを示され、これでOKと承諾して生まれて来るらしい。

そのルートは人間では計算出来ないくらいの分岐があり、その辿るバリエーションは選択と思考で変わって来る。


なのでそうゆう意味で運命は決まっているが決まっていないらしい。


でもこんなルートもあるのにこの人生を選んだ私はバカみたいだと思った。

まあそう思うのも選択肢次第なんだろうけど。


色々考え過ぎたので眠くなり、仮眠をとることにした。

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