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魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第四章 魔王とお見合い騒動
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65 魔族と魔獣の違い。

 魔族と魔獣の違いとは何なのだろうか。

 それは、魔力が形を成したと言われるのが魔族であり、魔獣とは元々住んでいた生物が高密度の魔力にあてられて狂暴化や、極端な進化をしたものを言う。

 例えば、魔王達は、高密度の魔力で存在を維持している。

 その存在を維持できなくなった時に、光となって消えた。

 一般的な魔族は霧のように、またある時は灰となって消えていく。

 だが、魔獣は、普通の生物の様に死体が残る。

 その毛皮や、骨と言った部位は高密度の魔力の結晶でもある為、武具としても優秀である事が多い。

 冒険者が狩るのはこの魔獣が主体であり、何か都市レベルの問題に魔族が関与した場合のみ、冒険者は魔族と戦う。

 まぁ、冒険者にとって生活が掛かっている以上、部位が残らないうえ、強敵である場合が多い魔族と積極的に戦おうとはしないだろう。

 例外が勇者と言う事にはなるのだが、今回の事には関係ないので割愛しておく。




 屋敷に帰ってきた、シャランは一度、汚れを落とすのと同時に頭を冷やしてきた。

 そしてシャランの部屋で、ラーシャンに先の説明をする。

 「でも、それならあのビックベアーは、魔族と言う事になりますわ。」

 「いや、あれは魔獣だ。元々が熊だからな。…ただ、何事にも例外がある。」

 体内から飛び出してきた人形を、ラーシャンに見せた。

 あの後、慌てつつも、物的証拠であるこの人形をしっかり手に持ってきた。

 「この人形は操り人形という魔導具だ。」

 主に、マリオネッターの魔法が込められている事が多い。この場合、術者が近くに居る必要もないし、マリオネッターの魔法を使えなくてもいいのだ。ただ、単純な幾つかの命令しかこめられない。

 その他は、マリオネッターの魔法を効率よく運用する為に用いられる。こちらはマリオネッターを使えなければならず、近くに術者も必要だ。

 今回は前者の能力だろう。

 だから、あの側に術者は見受けらず、人の様に考えて動いているようで、実は割かし単調な攻撃ばかりだったという訳だ。

 そして、ビックベアーが魔力となって霧散していった件だが、この操り人形を体内に埋め込まれたのが原因だろう。

 体内に埋め込まれた操り人形は、被寄生者の魔力でもって術を発動する。

 今回の場合、ビックベアーの生命反応が無くなってから、飽和した魔力でもって発動した。

 そして、被寄生者の肉体が、余りにも損傷が激しくなり、魔力への変換が進んでいたのが原因で、操り人形によって肉体が魔力に変換されたのだ。

 問題は、誰がビックベアーの体内に操り人形を仕込んだかと言う事だ。

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

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