表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第四章 魔王とお見合い騒動
PR
61/92

54 ラーシャンの冒険5

 それは、ただ故郷を追い出されただけであった。

 余りに巨体になり、故郷の食物を食べ尽くしそうになった為、仲間に追い出された。

 彷徨いながら、広い大地に出た。

 しかし、そこには小さなモノが住んでいた。

 それどころか、その小さなモノは強かったのだ。

 下手な木々よりも背の高い自分よりもである。

 驚いたそれは、逃げた。一目散に逃げた。

 逃げた先に、巨大な湖が現れ、そして落ちた。

 水の中に落ちたそれは、水が塩っぱい事に気付かず、対岸に向かって必死に泳ぐ。

 対岸に着いた時、それは咆哮した。

 楽園だった。故郷よりは背が低いとはいえ、立派な森があった。食べ物も豊富にあり、隠れる場所も多々ある。

 それは、それにとって楽園に違いなかった。




 「しかし、出てこないわねぇ。」

 ラーシャンは、少々飽きていた。

 つい先程、仕留めたオオカミから、他の魔獣に会ってはいないのだ。

 慣れない森歩きに足も疲れてきていた。

 「ここら辺で休憩にしますか。」

 見つけた小さな滝、川にならず地下に浸み込んでいるようだ。

 その側に手頃な大きさの岩があった。

 其処に座り、こっそりと持ってきたパンを口に放り込む。

 この際マナーとかどうとかどうでもよかった。

 そう今の自分は、公爵令嬢ではなく、一介の冒険者なのだ。

 小さな滝から、水を掬い口に運ぶ。

 「贅沢をいうなら、紅茶を持ってくればよかったわ。」

 まだお嬢様発言が、抜けてはいなかったが。

 その時、側の茂みが揺れる。

 「あらぁ?」

 其処から出てきたのは、額に小さな角があるウサギであった。

 ただし、何かから逃げるように走り去っていく。

 瞬間、地面が跳ねた。

 いや、そう錯覚させるほどの衝撃が、規則性を持って連続して起こったのだ。

 だんだんと、それは近づいてくる。

 ラーシャンは、しっかりと立ち上がり、武器を構えた。

 音と衝撃がくる咆哮を然りと見据えて。

 そして木々を折り倒しながら、巨大なビックベアーが現れた。

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ