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魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第三章 思い出はアルバムの中に。
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44 魔力切れ、失敗した脱出。

 「いいか、メイズ。」

 「うん、僕はいつでもいいよ。」

 「よっしゃ、やれ!」

 エンジの合図がでた瞬間、メイズから巨大な魔力が吹き出した。

 物理防御魔法がなくとも、吸性特性を持つマグマを押し始めたのだ。

 吸性特性の限界までメイズが魔力を注ぎ込んでいるのだ。

 吸性特性が打ち消され、唯の炎の塊に変化する。

 唯の炎ならば、炎の精霊たるエンジに操れないわけがなかった。

 「今だ、走れぇ!」

 メイズの魔力で吸性特性を打消し、エンジが炎を操ってトンネルにする。

 単純な作戦であった。

 だが、吸性特性がメイズを追って、向かってきた。

 「うお、まずいまずいまずい。」

 「ちょっ、エンジ来てるよ。」

 エンジが操った炎の魔力も吸収し、吸性特性を再び付与しながら。

 「っ!」

 一つ問題が起きた。

 メイズの魔力が切れかかっていたのだ。

 メイズは魔王化の前に起きた戦闘から、魔力を限界を超えて放出しっぱなし。

 当然、何時切れてもおかしくない状態であった。

 「っ!おい、メイズ!?」

 メイズは後少しで観測所と言うところで、蹲ってしまった。

 何とか、物理防御魔法が間に合ったが、それでも息が荒い。魔力の放出も斑だ。

 「だ、大丈夫か?」

 「う、うん。」

 エンジが心配し声を掛けるも、いつもの元気さが無かった。

 「マジィな。なんとかしないと。」

 「…ごめん。」

 「いいってさ。」

 エンジの呟きに、謝るメイズ。だが元々エンジを守ったりと、魔力を使いすぎている事は知っていたし、エンジはメイズを責める気など一切なかった。

 「でも、マジどうしよう。」

 「…僕がもっと魔力を持ってたらよかったのにね。」

 「…意味無ぇんじゃないか、それ。」

 「えっ?」

 メイズは少々落ち込み気味にそう言い、エンジに否定されていた。

 魔力が有っても意味がない。この場合、吸性特性が厄介なのだ。魔力量に反応しマグマの量が増えるから、当然魔力を吸収していくスピードが上がる。比例してそれ以上の魔力を放出し続けなければいけないからだ。

 「…ああ~くそ、もう少し魔力制御をしっかりやっとくんだった。」

 「!!」

 エンジの後悔の言葉を聞き、何か閃いたメイズ。

 エンジを近くに呼んだ。

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またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

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