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魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第三章 思い出はアルバムの中に。
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42 マグマの中に消え。

 山全体が揺れ、火口からマグマが吹き出した。

 この火山は観光地としてもそこそこ有名だった。

 元々、この火山は周囲の魔力を吸収し、一定値まで吸収した後、噴火で全ての魔力を世界に向けて散らすというサイクルを持っている。

 その一定値が大きく、近年の噴火はあり得ないとされていた。

 しかし、現最強と言われる魔王ルートワンに、その弟ルートフォー、巨大な魔力を持つエンジという、大きな魔力を持つ三人が訪れ、魔力が飽和状態になった所に、戦闘が始まった。

 そこへ、メイズと言う圧倒的な魔力の持ち主が、魔力を放り込んでしまったのだ。

 幾ら一定値、器が大きいとはいえ、それ以上の魔力は受け切れなかった。

 「っ!いかん。」

 「おいおい、まずいぞ。完全に噴火の兆候じゃねえか。」

 彼らのいう噴火とは、素直にマグマが溢れ出す事を指してはいない。

 この世界での噴火というのは、瞬間、マグマではなくマグマを伴った高密度の魔力が吹き出した。

 「うおっ!」

 「兄貴、観測所の方へ。お前らもだ!!」

 まだ、まともに動けないルートフォーとルートワンは互いに肩を貸しあいながら、観測所の方へ避難する。

 観測所の方が少しだが、高い場所にあった。それに、観測所は一種のシェルターにもなっている。

 「あぶねぇっ!メイズっ。」

 「うわっ!」

 少し離れていたメイズとエンジも、突然の噴火に呆然としていたが、ルートフォーの言葉に我を取戻し、観測所まで走り抜けようとしたところで、噴火により打ち上げられた大量のマグマが、二人に降り注いだのだ。直撃は、エンジがメイズを庇ったお蔭でなんとかなったが、意味がなかったかもしれない。

 このマグマの特徴として、冷えても固まらないというのがある。

 打ち上げられた、マグマがその場所に滝のように流れ落ちた。

 完全に二人を覆い隠すように。

 「二人ともっ!」

 「あぶねえよ、早く観測所へ!」

 ルートワンは叫び、暴れる。何とかルートフォーは力付くでルートワンを観測所の中に入れる事に成功した。

 観測所の中は、外と比べてヒンヤリと冷たく、床にはルートフォーが叩き潰した騎士達が寝かされていた。

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

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