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魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第三章 思い出はアルバムの中に。
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41 兄弟仲直り、そして噴火。

 「やめろっ、おいっメイズ!!」

 エンジがメイズに声を掛けながら近づいていく。

 ルートフォーを甚振っていたメイズはその声を聴いて、エンジの方に振り向いた。

 「うーん、なんで?」

 「がはっ!」

 心底不思議そうに首を掲げながら、ルートフォーを蹴り飛ばす。

 蹴り飛ばされたルートフォーは、吐血しながら、地面を転がった。

 火口付近まで転がされ、勢いついて落ちかけた。

 何とか指だけで、火口の崖にしがみつく。

 だが、それを維持する体力もなく、片手は折れていた。

 「ぐっ、ぐぞ!」

 指が崖から離れる。体が下に引っ張られ、軽い浮遊感に襲われた。

 瞬間、腕と肩に痛みが走る。誰かが腕を掴んでいた。

 「兄貴!?」

 「…腕に力を入れろ。」

 ルートワンがルートフォーの腕を掴んで、引き上げていた。

 「おい、なんでだよ。俺はあんたを殺しかけたんだぞ。」

 「俺は死んでない。そしてな、お前は俺の弟だ。息子を叔父殺しにしたくないしな。」

 「なんでだよ、ちくしょ。」

 ルートワンの答えを聞き、ルートフォーは腕に力を込め、ルートワンの腕を掴んだ。

 例え怪我をしていようともルートワンとて魔王だ。メイズという今暴れまくっている魔王が側にいるが、それでも魔族の一人引き上げるのに、たいして苦労はしなかった。

 「なんで、邪魔するの?」

 それも、メイズの関心が、二人の方に向くまでであったが。

 メイズは腕を二人の方に突出し、魔力を溜め、解き放った。

 「それは、だめだっ!!」

 瞬間、エンジがメイズの腕に飛びつき、体勢が崩れたことにより、魔力は二人の側を通って、火山に撃ち込まれた。

 「なんで、邪魔するのかなぁ。ねぇ、エンジ。」

 「…ダチだからだろう。」

 メイズの笑みがだんだん凶悪になっていくのが判る。

 だが、エンジは何回でも邪魔をする気であった。

 親友に家族殺しをさせたくない。その一心であった。

 火口からマグマが吹き出す。

 「何っ!!」

 火山がメイズの魔力を受けて鳴動しだしていた。

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

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