表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第三章 思い出はアルバムの中に。
42/92

35 山登り、不穏な気配。

 魔王軍の紋章が入った馬車は南東に存在する活火山の裾の広場で停車した。

 「エンジ、こっちに上に続く道がある。」

 「なにっ、よし行くか!」

 いの一番に飛び出したのは、メイズであり、メイズが頂上に続く道を見つけたことをエンジに言うと、エンジと一緒に駆け上がり始めた。

 元々、火室山は観光用に整備された火山である。

 流石に、巨大な魔力を有する二人とは言え、子供をあんまり危険な場所に連れてくるわけがない。

 獅子は子を千尋の谷に突き落とす等と言うが、メイズ達の場合は何食わぬ顔で谷を崩壊させそうだ。

 いや、そう言う事を言いたいわけではない。これは家族サービスなのだ。父親が息子とその友達を遊びに連れて行っただけなのだ。

 「誰かあるか。」

 「はっ。」

 「すまんが、メイズ達が行き過ぎないように注意していてくれ。

 魔王は側にいた護衛の騎士にそれだけ告げて、登山道を登り始めた。

 告げられた騎士は、重い鎧が嘘のように、スイスイと登山道を登りだし、メイズ達の後ろに付いたのだった。




 「少し、嫌な気がするな。」

 「はっ?」

 「いや、なんでもない。」

 登山道は中腹に差し掛かっただろうか、魔王がポツリとこぼす。

 側に居た騎士が問い返すが、魔王は気のせいだろうと思った。

 こんな場所でアヤツの気配がするわけがないのだ。

 ましてや、こんな弱々しい気が。

 抑えていようが、吹き上がる自身の弟の魔力が、こんな場所で。




 メイズとエンジは、中腹辺りの山小屋で休憩を取っていた。

 「メイズ様、お水でございます。エンジ様はこちらを。」

 汗一つ掻いていない騎士に世話をされていた。

 この場所は、騎士達にとって、日常的に体力向上の為に戦闘用の鎧をきて走りこむ場所なのだ。当然全力で走って頂上まで行くこともできる。

 巨大な魔力を有しようとも、体力配分ができない子供に付いていくことなど造作もなかった。

 「早く、マグマを見たいね。」

 「上ってあっついのかな?」

 楽しみに眼がキラキラ輝いている二人に騎士は告げた。

 「もう少しですよ。がんばりましょう。」

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ