表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第三章 思い出はアルバムの中に。
41/92

34 家族旅行、火山の山。

この話が終わったら、次章に移ります。あと6話位を予定中。

 「なんとかしてしまったな。」

 「ええ、メイズ様がお出かけで件の子供と仲良くなってくるとは。」

 魔王城玉座の間、その玉座に腰掛け側に控えるクオイスに話しかける。

 今さっきまで、メイズの護衛に付いていた騎士から報告を受けていたのだ。

 魔王軍の精鋭すら軽く退けた炎の精霊の幼生体、名をエンジという。と友達になり、また遊ぶ約束をしていたと。

 「…わしが心配する必要がなかったか。」

 ポツリと呟いた、魔王の寂しそうな声色に、クオイスはフムと、手を顎に当て考える。そしてポンと手を打った。

 「ならば、家族旅行でも計画すれば宜しいかと。件の炎の精霊も連れて。」

 「……それだ、そういえば、わしは家族サービス何ぞしたことがなかったなぁ。」

 魔王は、少し浮かれたように、予定を開けるため仕事に精を出すのだった。

 後にメイズに面会した時、メイズに『オジさん、誰?』と言われ落ち込むのだった。




 「なぁ、おっさん。本当に俺もよかったのかよ。」

 今、エンジはメイズに紹介された、メイズの父親に、自分が居てよかったのかと聞く。

 「ふっ、子供が遠慮等するな。なんならメイズの遊び相手でも務めてくれ。」

 「友達なんだから、一緒に遊ぶけどよ…。」

 魔王の言葉にはメイズを慈しむ心が現れており、エンジはなんだか居心地が悪くなった。

 今メイズやエンジが乗っている馬車は、魔王専用の巨大な物だった。なにせ広めの部屋一つに車輪を付けて、一角馬ユニコーンに牽かせていたのだ。

 メイズは反対側の窓に張り付いて、外を見ている。後ろ姿だが、瞳がキラキラ輝いている事は見ずとも判った。

 そのメイズがエンジに近づいてきた。

 「エンジっ!見えてきた。見えてきたよ。」

 「あ~、はいはい。今行くよ。」

 手招きするメイズに誘われて、遠くから見るだけの何が楽しいのだか、と思いながら窓を覗き込む。

 モウモウと煙を吹き出し、頂上部が赤く光る火山があった。

 『うおっ、すげぇ。』『でしょ。』反対側から聞こえる子供達の声を聴き、魔王は微笑んでいた。

 メイズやエンジはまだ知らない。

 この旅行でメイズの魔力操作が一段と上がるのを。

 それは騒動の前振りだった。

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ