表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王は最初の町の宿屋にいる。  作者: yosshy3304
第三章 思い出はアルバムの中に。
40/92

33 魔王の友達、笑顔の報酬。

最後の三話目が少し遅れるかもしれません。

 「…ぐっ、俺はどうなった?」

 確か最後に見たのは真っ青な青空だったはず。

 数日前に襲いかかってきた一団と同じマークを付けた馬車を襲ったはずなのだ。

 そこで、大人ではなく、小さな幼子に返り討ちにあったのだ。自身すら犠牲になる可能性のある技を使おうとして、そして空に投げられた。

 「…起きた?…よかったぁ。」

 視界にその幼子の顔が正反対にドアップで映りこんだ。

 「…なにやってんだ、お前。」

 メイズは右手に枝を。左手に石を二つ持っていたのだ。

 「炎の精霊は火が消えると死んじゃうと聞いて…。」

 薪をくべようとしたと正直に話す。

 確かに炎の精霊は、火が消えると死ぬ。と言うか灰になってサラサラと意思がなくなるのだ。

 ただし、精霊は魔力で出来ていると言ってもいい。

 魔力の火なのだ。薪をくべてもどうにもならない。しかし、馬鹿正直にそんなことをしようとしたメイズに、思わず笑いが込み上げてきた。

 「ぶ、くっくっ、ブワハハハハハハハハハハ…。」

 「なんで、笑うのっ!」

 「あはははははははははははははは…。」

 腕を振り回し、本気で慌てるメイズに更に笑いが込み上げてきたのだった。




 「それで、なんの用だったんだ。」

 冷静になって目の前の小さな存在を観察する。

 魔力が自身よりも遥かに大きい事が判る。苛ついていたとはいえ、よく目の前の存在を倒そうと思ったな自分と、エンジは自分に恐怖を感じていた。

 部下になれ。それとも奴隷兵か。と戦々恐々していたエンジに掛けられた言葉は一つ。

 「僕と友達になって。」

 なんとも気の抜けるものだった。

 そして気付く、ここは馬車の中であると。

 「おいおい、このまま俺をお前の所に連れて行くつもりか?」

 エンジはメイズを試すようにそういうが、メイズは顔いっぱいに?を浮かべていた。

 あっ、こいつ嘘つけない奴だ。エンジはそんなメイズの様子に馬鹿らしくなった。

 「はぁ、いいぜ。村八分にされている俺なんかでいいのなら。」

 「うん。いいよ。僕たちは友達だ。」

 こんなのもいいな。メイズの輝くような笑顔と宣言に、今までの事が報われた気がするエンジであった。

誤字脱字の指摘ありましたら感想でお願いします。

またこんな駄文ですが、評価、感想の程お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ