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ドキッ!アンチだらけの市民プール(招待編)

「ふぅ、なんとか貸し切り予約が取れたけど…ユカリさんとセイナさんの令嬢コンビのおかげだよな」


放課後。

俺はスマホの画面を見ながら、ほっと息をついた。


「どしたの?リオン?」


隣で配信を開始していたリエが首をかしげる。


「ううん、リエのところのリスナーとプールに行こうかと思って、ユカリさんに協力してもらって、市民プールを貸し切りにしたんだ」


「ええっ!?市民プールを貸し切り!?」


リエの公式配信コメント欄:

『リオン様とプール!!?』

『私どんな徳をつんだの!?前世で地球でも救った!?』

『まだ誘われてない乙www』

『どうせまたあの時みたいに投げ銭したヤツだけだろ』

『聖人ぶるなよ偽善者が』

『いい顔したいだけの男www』

『調子のんなイケメン』

『どうせ裏で女選別してんだろ』


「どうしようリオン…コメントが荒れちゃって収拾がつかないよ!」


アンチコメントの爆速流れに焦るリエ。

だが、俺はにっこりと爽やかな笑顔をカメラに向けた。


「いいんだよ、リエ。っと、そろそろいいかな」


「え?なにが?」


「じゃあ、コメント締め切りま〜す!では…今、アンチコメントを打った方を全員プールに招待しますね!」


「『ええええええええっ!!?』」


リエと画面の向こうのリスナーたちの叫びが重なる。

俺はさらに爽やかに言葉を続けた。


「あ、あとは俺のボディーガードとしてナルミさん(舎弟)と、リエと友達も連れて行きますね!」


リエの公式配信コメント欄:

『はぁ!?』

『え』

『え、わたし!?』

『アンチを直接指名で招待すんの!!?』

『み、水着買わないと!別にリオンに見せる為じゃないんだからねっ♡』

『もう落ちたヤツおるwwwツンデレ乙www』

『アンチ歓喜で草www』

『これアンチの皮をかぶったファンあぶり出し作戦だろwww』

『光の属性すぎる神対応www』

『舎弟(※スケバン)同行で安全対策もバッチリなの草』


「ふふっ、みんなでプール、楽しみだな!」


(※本人はただ文句があるなら直接会って仲良くなろうと思っているだけ)


ニコニコと微笑む俺。


一方、アンチコメントを書き込んでいた女子リスナーたちは、今頃部屋でパニックになりながら「どの水着を着ていけばリオン様に刺さるか」の緊急会議を始めるのだった。


◇◇◇


市民プール貸し切り当日。


澄み渡る青空の下、俺たちは貸し切られた巨大な市民プールの入り口に立っていた。


リエの公式配信コメント欄:

『どう考えても来ないだろwww』

『アンチです!って顔出しで宣言するようなもんだからな』

『まあ普通は恥ずかしくて来れないわな』

『……』

『……』

『待って、きてるwww』

『めっちゃ来たぁぁぁぁぁ!!』

『しかもwwギャルの格好してるの多い!!』

『ビキニショーツの上にローライズのホットパンツを合わせる、セクシーなギャルコーディネートww』

『リオンの好み研究してきただろwww』

『スクール水着みたいな子もいるぞww』

『リエの二回目の配信で居たゾンビ女子は居ない模様www』

『アンチが一番配信見込んできてて草www』


「うわぁ、みんな本当に来てくれたんだ!嬉しいな!」


俺が無邪気に手を振ると、集まった数十人のアンチ女子たちは一斉に顔を真っ赤にし、そっぽを向いた。


「べ、別にアンチをやめに来たんじゃないんだからね!あんたの化けの皮を剥がしに来たのよ!」


「そうよ!アンチを呼ぶなんて、どんな裏があるか監視しに来ただけなんだから!」


「ふふっ、みんなツンデレなんだから♡」と隣でくすくす笑うリエ。


その横では、清楚な白いワンピースタイプの水着を着たナルミさんが「総長に失礼な口きいてんじゃねぇにゃん!」と睨みを効かせている。


「ナルミさん、清楚な水着似合ってるよ。可愛い」


「ゴロゴロ♪」


思わず口に出して褒めると、ナルミさんは秒で喉を鳴らし始めた。

俺が頭を優しく撫でてあげると、うっとりした表情で俺の手に頭を擦り寄せてくる。


プールサイドのVIP席では、ユカリさんとセイナさんのGカップ令嬢コンビが豪華な水着姿で優雅にジュースを飲んでいる。

仲直りしたんだな。


…あまり、見ないようにしよう。

今日はメロンの品評会じゃないんだからな。


「みんな、せっかくだから楽しんでいってね!よし、俺も入ろうっと!」


そう言って、俺は着ていたTシャツを脱ぎ捨てた。


前世での不摂生とは無縁の、引き締まった胸筋、割れた腹筋、浮き出る鎖骨、そして濡れた髪から滴る水滴。


太陽の光を浴びた俺の肉体が、プールサイドに光り輝く。


「「ッっっ♡♡♡」」


集まっていたアンチ女子たちが、一瞬で言葉を失い、全員白目を剥いてその場に崩れ落ちた。


(な、何よあの身体!顔だけじゃなくてスタイルまで神なの!?抱かれたい!今すぐあの胸に飛び込みたい♡♡)


「え?みんな、どうかしたの?そんなに俺の格好、変かな?」


首をかしげる俺に、リエのスマホ画面の向こうのコメント欄が一斉に爆発した。


「なになに?えっ?何言ってんだ?これは下着じゃないだろ、海パンだぞ!だってここプールだろ?」


リエの公式配信コメント欄:

『そこじゃない♡♡』

『下着かどうかの話じゃないのよwww』

『上半身よ♡』

『お乳首様♡』

『オヘソ♡』

『腹筋♡』

『鎖骨♡』

『背中もヤバい♡』

『あれに抱かれるのかよ♡(大歓喜)』

『彼女にならない(作らない)理由もわかるわ…国宝だもん♡』

『はふぅ♡ ごちそうさま♡』

『ごちそうさま♡』

『あざす♡』

『アンチ女子全員「抱いて♡」って目になってて草www』

『本日も無事にアンチゼロ達成ですwww』

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