二人目の彼女?欲望垂れ流しのお見合い発表
押しかけてくる女子たちの勢いは増す一方だった。
このままだと本当に校内で暴動が起きかねない。危機感を覚えた俺は、額の汗を拭いながら決断した。
…くそっ、このままだとクラスの女子やリエまで巻き込まれてしまう。
急ぎ、二人目の彼女候補を決めないとマジで暴動が起きそうだな…
何か方法はないかと必死に記憶を掘り返していた俺は、ハッと手を打った。
「…あっ!」
「ん?急にどうしたのリオン?」
怪訝そうな顔をするリエと、画面越しに見守るリスナーたちに向かって、俺は堂々と宣言した。
「あの時の…オフイベントの時のビンゴ大会で!上位十人…俺からの『ホッペにチュウ』を景品でもらった人たちと、お見合いをします!」
「はぁぁぁ!?!?!?」
突如飛び出した謎の『お見合い宣言』に、リエが素でひっくり返りそうな声を上げた。
◇◇◇
コメント欄:
『ぎゃあああああああああ!!!!!!』
『お、お見合いぃぃぃ!?!?!?』
『ちょっと待って話が急展開すぎるwww』
『リオン君の頭の中で何があったの!?』
『【朗報】リオン様のお見合い大会開催決定!』
『お見合いって何話すのwww』
『趣味は?とか』
『可愛い子に温かいお茶♡』
『特技は?』
『無自覚タラシ♡』
『↑このお見合い!?!?wwwww』
荒れ狂うコメント欄を無視して、俺は身を乗り出し、切実な目でカメラを見つめた。
「それでね!できれば…ビンゴ大会『三位』の女の子には、絶対に必ず参加して欲しいんだ!」
「…三位?」
じーっと疑いの目で俺を睨みつけてくるリエ。
「い、いやっ、別に他意はないんだけどね!?ただ、なんとなく…ね?」
「…怪しい」
俺の挙動不審な態度に、リスナーたちが即座に過去のオフ会アーカイブを捜索し始めた。
◇◇◇
コメント欄:
『ちょっと待てwww今アーカイブ見直したわwww』
『ビンゴ三位の女子…めちゃくちゃ清楚系美少女じゃん!!』
『しかもおっぱい超絶大きいぞおいwwwww』
『リオン君?』
『リオン様??』
『欲望垂れ流しで草wwwwwwww』
『他意はない!わけねぇだろwwwおっぱい目当てだ!!』
『スケベ心が隠せてなさすぎて腹痛いwww』
『ただのおっぱい星人で草』
…いや!
違うんだ!
男子として、あんな清楚系でスタイル抜群な子と正々堂々お見合いできるチャンスなんて、逃せるわけないだろ!?
前世の男子高校生としてのスケベな本質を隠しきれず、完全に欲望がダダ漏れになってしまった俺。
「とにかく!上位十人のみんな、連絡待ってます!」
「絶対に下心で選んでるでしょーっ!このスケベリオンっ!!」
こうして、暴動を鎮めるための公明正大?なお見合い大会は、俺のスケベ心が全世界にバレ散らかした状態でスタートした。




