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ガラバッチョル  作者: I・G・ε


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第4話 特製『ゴールド・ビッグマック型ピザ』を進呈

アンドロメダ星雲の惑星

出身で、地球の危機を救うためITSインターバーステレポーテーションシステム

乗ってやってきた、自称宇宙救世主の18歳・ガラバッチョル。

彼の左耳には、

人間の道具として忠実に従属する超AI・ピコ・99がぶら下がっていた。

地球の危機を救うべく、問題人物を地球防衛へ強制協力させていく。

ツッコミどころ満載の特製ピザを受け取りつつ、

シュールに世界を救い続ける壮大(?)な物語。

【 フロリダのマール・ア・ラゴ、そして花札氏の叫び 】


「マスター、次のミッションです。

『自分勝手なことばかりホザく』と評される重要人物、

怒鳴憎・花札氏の説得に向かいます。

現在地は

ホロリダ州の邸宅、モール・ア・ロゴです」


「よし、ピコ・99!

地球の平和を守るためなら、

アペリカンの

大統領経験者だろうが何だろうが、

この

ガラバッチョル様がビシッと分からせてやるぜ!

ITS、テレポート発進!」


ピカァァァーーーン!!!


ミスクワから一瞬で光の粒子と化し、

ITSは

アペリカン・ホロリダの上空へと跳躍した。



【 怒鳴憎・花札の暴走 】


モール・ア・ロゴの豪華な執務室。

そこでは、

金髪を風になびかせた男――花札が、

机を

ドンッと叩きながら大声で怒鳴り散らしていた。


「ノー、ノー、ノーだ!

そんな地球防衛予算なんて認めないね!

すべて

俺のゴルフ場の拡張費用に回すんだ!

地球が

どうなろうと、俺のツイートのインプレッションが

稼げれば

それでいいんだよ!

フザけた地球防衛なぞ、フェイクニュースだ!」


「花札閣下、落ち着いてください!

地球が

滅びたらゴルフもできません!」


側近たちが必死に止めに入るが、

花札は

耳を貸さず、さらに大声でまくし立てている。


その時――。


ガシャーーーン!!!


窓ガラスを盛大に突き破って、

ITSから華麗に降り立ったガラバッチョルが、花札の目の前に着地した。


「そこまでだ、花札!!」


「なんだお前は!

 ガキのくせに俺に向かってデカい顔をするな!

 お前のその服、ダサいね!

 最悪のファッションセンスだ!」


花札は腕を組み、不機嫌そうに鼻を鳴らした。


【 超AIによる完全サポートと説得 】


「マスター、花札氏の脳内は現在『自己顕示欲』と

『自分の利益』の

パラメータがMAX値に振り切っています。

論理的な

説得には応じません。当方のシステムから、

地球全体の

利益と協調性を促すデータを送信します」


耳元のピコ・99が冷静に告げる。

AIは

あくまで人間の道具として、

マスターのミッションを完璧に支える。


ピコ・99が耳から花札の額へ、

青い光線をピッと放った。


ピピッ!

『協調性・グローバル思考プログラム送信』


「むっ……なんだこれは……脳みそに直接……

世界平和の

尊さと、みんなで仲良くすることの大切さが……!

いや、しかし……!」

花札の目が

一瞬ぐるぐるになり、次の瞬間、ハッと表情を引き締めた。


「……私は一体何を……?

世界平和を投げ出して、自分のゴルフ場のことばかり

考えていただと……?

なんということだ!

それではメイク・アペリカン・グレート・アゲイン

どころか、

メイク・地球・デストロイになってしまうではないか!」


花札は

深く反省した様子でサッと背筋を伸ばし、

ガラバッチョルに向き直った。


「若者よ、君は……?」


「俺はガラバッチョル!

地球を救う宇宙の救世主だ!

自分勝手なことばかりホザいてないで、

地球のために一肌脱いでもらうぜ!」



【 地球防衛の総仕上げ 】


花札は力強くうなずいた。

「わかった、ガラバッチョル君!

私の全財産と影響力を使い、地球防衛計画を全面バックアップしよう!

世界中に呼びかけて、みんなで仲良く地球を守るぞ!」


「よし、話の早い男は嫌いじゃないぜ!」


「そして君の功績をたたえ、我が特製『ゴールド・ビッグマック型ピザ』を進呈しよう!」


「最高だぜ花札!」


「マスター、地球防衛計画は完全に軌道に乗りました。

 また、外に停めていたITSの駐車違反についても、

 花札氏の強力なコネによって全額免除の手続きが完了しています」


ピコ・99の冷静な報告を聞きながら、

ガラバッチョルは黄金に輝く巨大なピザを両手で受け取り、満足げに笑った。


宇宙からやってきたフツーの18歳(自称宇宙救世主)と、

常に人間に従属し完璧に奉仕する超AIによって、

今日も地球の平和は、豪快かつシュールな形でしっかりと守られたのであった。


©[I・G・ε]All Right Leserved.

「マスター、次のミッションの座標を固定しました。

エシラエルのチルアブビにある総理府です。

例の人物が激昂しているというデータが検出されています」


「よし、ピコ・99!

 地球の平和を守るためなら、

 中東の重鎮だろうが何だろうが、このガラバッチョル様が

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