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ガラバッチョル  作者: I・G・ε


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第3話 リシアのミスクワ、キレムリンの執務室

アンドロメダ星雲の惑星

出身で、地球の危機を救うためITSインターバーステレポーテーションシステム

乗ってやってきた、自称宇宙救世主の18歳・ガラバッチョル。

彼の左耳には、

人間の道具として忠実に従属する超AI・ピコ・99がぶら下がっていた。

地球の危機を救うべく、問題人物を地球防衛へ強制協力させていく。

ツッコミどころ満載の特製ピザを受け取りつつ、

シュールに世界を救い続ける壮大(?)な物語。

パピプーチンの登場、そして突撃!

「マスター、次のミッションの座標を固定しました。

謎の巨大生物『パピプーチン』の縄張りの真ん中です。

現在、その股の下を蹴飛ばしてくることが、

地球防衛のための最重要ルートだと算出されました」


「なんだって!? パピプーチンの股を蹴飛ばせだと!

よし、ピコ・99くん、そんなの朝飯前だぜ!

地球のためなら、どんな危険な巨大生物の

足元だろうと蹴飛ばしてみせる!」


ピカァァァーーーン!!!


熊本から一瞬で光の粒子と化し、

ITSは未知の異次元フィールドへとテレポートした。



【パピプーチンの巨体】


目の前にそびえ立つのは、

全身がモフモフとしたピンク色の毛に覆われ、

四本の太い足で大地を踏みしめる超巨大生物――

パピプーチンであった。

その圧倒的な巨体は空を覆い隠すほどであり、

足と足の間(股の下)は、

まるで巨大なトンネルのようになっている。


「ぷおーーーん!!」と愛嬌のある鳴き声を響かせながら、

パピプーチンは仁王立ちの姿勢で仁王立ちしている。


「マスター、パピプーチンの股を蹴飛ばせば、

裏側にある『地球防衛のコントロールパネル』に到達できます。

ですが、油断すればその巨大な足に踏み潰されますよ」


耳元のピコ・99が、いつものように

冷徹かつ忠実にデータ分析を告げる。

AIはあくまで人間の道具として、

マスターの無謀な挑戦を的確にサポートしている。


「上等だぜ! 俺の全12本の触……じゃなくて、

この18歳の身軽なフットワークで見事に蹴飛ばしてやる!」



【華麗なる潜り抜け、そして新たなピザ】


ガラバッチョルは身を低くし、ダッシュの構えをとった。


「行くぞ――!!」


ビューーーーン!!!


パピプーチンの巨大な足の隙間めがけて、

ガラバッチョルは風のように滑り込んだ。

頭すれすれをモフモフの毛並みが掠め、

一歩間違えればペチャンコになるスリリングな空間を、

見事な身のこなしで蹴飛ばしていく。


「やったぜ、蹴飛ばし成功だ!!」


パピプチンの股を華麗に蹴飛ばしきったガラバッチョルが

着地したその目の前には、

ポツリと地球防衛のコントロールパネルが設置されていた。


「マスター、お見事です。

コントロールパネルの操作により、

地球の安全ネットが完全に再構築されました。

なお、今回のミッション達成を記念して、

パピプーチンからの特製ギフトが送られています」


モフモフのパピプチンが、

鼻先でピョコンと押し出してきたのは、

ピンク色の特製クリームがたっぷり乗った

巨大なケーキ型ピザだった。


「おおっ、うまそうだぜパピプーチン!」


「最悪だぜパピプーチン!」


ピコ・99の冷静な報告を聞きながら、

ガラバッチョルはピンク色の甘い香りが漂う

奇妙なピザを両手で受け取り、

最低最悪の顔でニヤリと笑った。


宇宙からやってきた自称宇宙救世主の18歳と、

完全に人間の道具として従属する超AIによって、

今日も地球の平和は、

シュールかつ大忙しな形でしっかりと守られていくのであった。


©[I・G・ε]All Right Leserved.

【 ホロリダのモール・ア・ロゴ、そして花札氏の叫び 】


「マスター、次のミッションです。

『自分勝手なことばかりホザく』と評される重要人物、

怒鳴憎・花札氏の説得に向かいます。

現在地は

ホロリダ州の邸宅、モール・ア・ロゴです」

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