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神罰の英雄たち  作者: Anon
西の大陸編(前編)

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165/199

イオ=カルナス

164話目です。

ここは…どこ?


僕は…何をされた?


…部屋か。



ん?扉が…開いている。


ここは、独房か…。


鍵をかけ忘れたのか?


廊下が続いてるな。


アルカのやつ、顕現したら面白いことがあるって言ったくせに…。


よりにもよって"魔王"がくるなんて…。



強すぎんだろ…アイツ。


ありゃ、何かやってんな…。


帰ったらリュナに報告しよう。



それにしても、長い廊下だ……え?


僕が居た部屋じゃん。


一周…した?


曲がってたっけ?


……いや。


曲がってない。


真っ直ぐ歩いていたはずだ。


はぁ…。空間魔法かよ。


あの"魔王"は何でもできるのか?


ん?でも……魔力を感じない…?


というか、無い。


どうやって出るの?




「どうやって出るのー!!」





「うるせぇな!!

うろうろしたかと思えば急に大声出しやがって!!」


「びっ…くりしたぁ…!!

お、お前もいきなり大声だすなよ…!」


「……ここからは…出られない」


「え!?出られないの!?

諦めてるだけじゃなくて!?」 


「……諦めてるよ。何度も試したからな」


「ここは、何?」


「……見ての通り…牢獄だ」


「君、名前は?」


「……テスカだ」


「教えてくれるんだ!ありがとね!」


「……お前は?」


「イオ=カルナスだ。

天界に住む神なんだけど、降りてきたら捕まっちゃった」


「イオ=カルナス……?神…?

本気で…言ってるのか…?」


「こんなところで嘘ついてどうするんだよ!」


「……それも、そうか…」


「ねぇ、助けてよ!」


「無理だ」


「なんで…!」


「……もう一度言う。

ここからは"誰も"出られない」


「じゃあ僕どうしたらいいんだ…?」


「少なくとも俺は何もしてやれない。

ってことだ、じゃあな。

次はうるさくするなよ?」


「ええー…」


また一人ぼっちだ。


さて、どうやって帰ろう。


ご愛読ありがとうございます。

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