会議
163話目です。
ここは、とある王国。
囲む円卓が潰されてしまいそうなほどの威圧感を出した人物たちが睨み合っていた。
鋼鉄の肉体をさらけ出した大男。
子どもの姿をした大魔道士。
左半身が獣人、右半身が人族の侍。
大盾のように平たくデカい剣を担いだ騎士。
スーツを着ているが、それでは隠しきれないほど筋肉が発達した男。
サングラスをかけ、白衣を着た不気味な女。
一番マトモな戦闘服を着た軍人のような屈強な男。
そして、魔王。
「全員じゃねぇが…ま、始めるか」
「このメンツ呼び出すってこたぁわかってんだろうなぁ?」
「コラ、ヴァルカン。なんでてめーはいつもケンカ腰なんだ」
「っるせぇなぁ!ギン!」
「ヴァルカン、ちょっと黙ってなよ。
これからシェインが話してくれるんだからさ」
「クソガキが…!」
「ヴァルカン!」
「なんだ?シェイン?
表出るか?あぁ!?」
「…みんなちょっと待っててくれるか?
すぐに戻る。ほら行くぞ、ヴァルカン」
「上等だコラァ!!」
「あーあ。ホント、学習しないね。
あの脳筋野郎は」
「まったくその通りだ、リンクス。
どうにかなんないのかね、あいつ。
なんでそもそもあんなやつが幹部なんだよ」
子供の姿をした大魔道士、魔導学院院長のリンクスに同意するのはスーツの男、ジョーだ。
「ま、ジョーの気持ちもわかるけどよ、
あれでいてギルドマスターなんだ。
そりゃ呼ばれるだろーよ」
ジョーをなだめるのは巨剣の騎士、スコールだ。
「…なあ、スコーピオン。
俺らは場違いじゃねぇか…?」
そう言葉をかけるのは軍人のような男、アランだ。
そして声をかけられたのは、
サングラスに白衣の女、スコーピオンだ。
「アランは傭兵隊長、私は病院長。
確かに場違いだけど、呼ばれて当然だな」
「すまん、お待たせ」
シェインが帰ってきた。
その右手で大男を引きずりながら。
「とりあえずコイツはここに寝かせておこう。
こういう時、呼ばねぇとうるせぇんだよコイツ」
「さすがは"魔王"だね。
ま、いつものことだけどアッパレだよ」
「"魔王"って呼ぶんじゃねぇよ…。
誰が呼び出したんだ、こんな恥ずかしい二つ名」
「まあまあ、そんなことはイイじゃん!
で、話ってなんだ?」
切り出したのはスコールだ。
「ああ、俺が直接捕らえたとある"人物"についてだ」
「あー、確か……自称"神"だっけ?」
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