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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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295/304

たまには新専務室にて…(その2)

仕事を終えた津雲はその足で

専務室で向かい、そして専務室の前に

到着して…ドアをコンコンして…


鶴田【はい、どうぞ~】


津雲【失礼します】とドアを開けて

   一礼をして入っていく


鶴田【おお~珍しいな

   仕事終わりに来るなんて

   突然にどうしたね】とメガネを

   かけたまま視線を合わせる


津雲【コラムの件にて呼び出したのは

   専務かと】と苦笑いしている


鶴田【無理に呼びだして悪かったな

   とりあえず腰をかけてくれ】と

   ソファーの方に視線を向ける


津雲【分かりました、それではお言葉 

   に甘えまして】と硬めの

   ソファーに腰を掛ける


鶴田【はいよ】とプラスチックの

   コップを渡していく


津雲【毎回すみません、

   ありがとうございます】と

   受け取る


鶴田【今日はこのコーヒーをな】と

   プラスチックの容器のコップに

   コーヒーと氷を入れて

   アイスコーヒーにして

   津雲に手渡していく


津雲【わざわざご丁寧に

   ありがとうございます】と

   カップを受け取り

   1口飲んでいく


津雲【相変わらず美味しいですね~】


鶴田【なかなかいけるだろう~】と

   少し得意気に話している


津雲【コーヒーにどハマり

   されましたか】と 

   淡々と話している


鶴田【変なのにハマるよりは

   良かろう】


津雲【行ける時が限られて

   いますけどね】


鶴田【相変わらずのコラムだな】


津雲【昨年末に例の法律が

   制定されたと耳にしましてね

   最初は諸外国も含めて

   さほど気にしては

   いなかったのですが

   自分達の国民が巻き込まれると 

   なりますと話は別に

   なりますからね】


鶴田【それで施行されたら

   案の定という訳かい】と

   腕組みしながら頷いている


津雲【中国で仕事している人達や

   携わる人達にとれば

   死活問題になりますからね】と 

   苦笑いしている


鶴田【表向きは批判していても

   裏で繋がるかい】


津雲【良くある話ですよ

   深く掘り下げていきますと

   週刊誌やマスメディアや

   リベラルな新聞社や通信社も

   同じ穴の何とやらですよ

   コメンテーターも同じですね

   多少言わされている部分も

   あるとは思いますが】


鶴田【相変わらずの嗅覚だな】


津雲【まあ、与野党問わず

   リベラル的な国会議員が

   中国へ行かれたのは

   分かりやすいですよ

   それに自民党の一部議員は

   話おろか面会すら

   拒否されたそうですから

   中道や立民や公明や共産に

   対談という名目の指示を

   出していると思いますよ

   今後始まる国会でも

   足を引っ張るかと

   文春が大臣の疑惑を

   取り上げてましたけど

   暇つぶしにはなりますけど

   法的に問題はないこと

   そして、総理と同じ捏造の

   様相も見せてますね

   国内だと福岡県議会ですか

   自民党ばかり叩かれてますが

   立民や国民民主も同様でした

   お金の動きは自民よりも

   非常にしたたかでしたよ

   金額は少ないですけどね

   それでも三けたですから

   それを報じないという点で

   分かるのではありませんかね】


鶴田【お前さん、いつの間に

   そこまで調べているとは】と

   一息ついている


津雲【それで騒いでいる人達の

   背景をですかね】と

   コーヒーを一口飲んでいる

   

鶴田【それが例の法律で

   みんな弱味を握られた

   という事かい】


津雲【まあ、コメンテーターや

   元○○とかの人達は

   非常に分かりやすいですよ

   地方新聞で独自の道を

   行っているウチには

   関係のない話ですが】


鶴田【関係あるとすれば

   物価高の影響がいよいよな】と

   苦笑いしている


津雲【ウチも値上げの波ですか】


鶴田【来年度からな月額100円の

   値上げをせざるを得ない

   ただし、朝夕刊の購読者は

   現状維持としようとな】


津雲【それならあまり影響はないかと 

   思いますよ】


鶴田【まあ、ありがたい事に

   ウチは朝夕刊の購読者が

   9割を越えているからな

   それに値上げする分の

   ページ数は増やす予定だ】


津雲【影響を最小限にですね】


鶴田【話は逸れるが、

   見事に分裂したな

   中道と立民と公明は】


津雲【公明にしてはしてやったり

   裏でほくそ笑んでますよ

   同じ手は使えませんがね

   それでもやろうとしますよ

   寄生虫と揶揄されても

   仕方ないですけどね

   来年の統一地方選で

   ある程度の答えが出るかと】


鶴田【それで政党交付金とかは】


津雲【公明は分党を希望するかと

   それを中道が了解するか

   どうかと思いますよ

   金も人も持っていかれた

   それこそ乗っ取りであると

   中道からはすれば

   たまったものではないかと

   お金だけは渡さないとすると】


鶴田【そこの引っ張り合いか】


津雲【元々は国民のお金ですから

   解党して国庫に返還すれば

   印象は良くなるとは

   思いますけどね

   立民はAIのなりますましの

   問題がありますから

   それこそ当事者の会見と

   説明をしないと

   本当の終わりでしょうね】


鶴田【ある意味でそこが肝か…

   さてと、もうこんな時間か…】     

   と腕時計を見る


津雲【確かにもうそろそろですね】と

   こちらも腕時計を見て確認する


津雲【さすがに行かないと

   いけませんね

   そろそろ失礼します】


そう言って立ちあがり一礼をして

専務室を後にした…


津雲【偏るのが嫌な専務らしい

   野党の行き着く先を

   聞きにくるとは

   しかし、今のままでは

   ほとんどのマスメディア界隈が

   信頼を失うだろうな

   総理があそこまでSNSを

   駆使してしまうとな】 

   とぼやきながら 

   家路へと足を運んで戻って

   いったのでした



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