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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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291/304

たまには遊軍部にて…(その30)

少し遅いお盆休みをもらった

津雲は今日から休み明けである、

世間ではお盆休みが明けて

しばらく日数が経過しており、

通常の日常が繰り広げられているが

今年は地震やゲリラ豪雨による影響は計り知れないと感じている中でも天気酷暑の日々が続いており

毎度の事ながら地球温暖化…

いや地球沸騰化を実感している

そんな日の早朝の東葉日報社内の

出来事…相も変わらず朝早く来て

遊軍部に置いてある鉢植えの

ピーマンとナスとシシトウに

ジョウロで水をあげている津雲…

ピーマンとシシトウは成長麗しく

今にも食べ頃に育っており、

夕飯のおかずにしようと

もぎ取っている…

ちなみにナスもそれなりに

順調に育っています

ちなみにトマトはこの暑さにより

日焼けしてしまったのと

全部もぎ取って食べてしまったので、新たに実がなるのを静かに待っている


津雲【大きくなれよ~

   美味しく食べるからよ~】と

   鼻歌を歌っている


シシトウをもぎ取りポリ袋に

入れてまとめてから、遊軍部のドアをガチャリと開ける津雲…


津雲【おはようございますって

   誰もいないか…】と

   ぼやいている


津雲【さてと…】と自分のデスクに

   背負っているリュックサックを  

   下ろして自分の机にある椅子に 

   腰を下ろして座りかけていた

   その時に後ろから


小谷【おはようございます!

   津雲さん毎度の事ながら

   相変わらず早いですね~

   休み明けにも関わらず】と

   ドアを開けて入ってくる


津雲【おはようございますキャップ!

   休みといっても

   孫の顔見るために

   皆が賑やかに集まってな~ 

   後は家でのんびりしようと

   思ったんだけどな…

   それに例の豪雨の影響で

   病院も浸水したみたいで

   検査も来月に延期になってな

   薬だけもらったよ】


小谷【それはなりよりですよ

   リフレッシュしたようで

   しかし、体調には気をつけて

   くれぐれも大人しく

   お願いしますね】と

   少し語気を強めて話している


津雲【分かってますよ】


小谷【どうですかね~

   これまで本当に好き勝手に

   動かれていますから】


津雲【しかし、今年ほど自然災害を

   感じる年はなかったよ】


小谷【そう言えば豪雨の時の対応

   お疲れさまでした】と

   軽く頭を下げている


津雲【大した事はしてませんよ

   それに何とか浸水免れたし】


小谷【そんな中でも記事は書くし

   情報収集まで】


津雲【昔の杵柄(きねづか)だよ】


小谷【これからもその行動を

   ルールを守ってですね】


津雲【一応守ってるぞ

   ここ最近大人しくしているし】


小谷【この前昼に行くと出てから

   直帰されましたよね】


津雲【あれはコラムの裏付けと

   確認しに取材に行った

   それだけの話ですよ】


小谷【それで書けたのですか?】


津雲【書けましたよ

   こちら確認をお願いします】と

   コラムを手渡している


小谷【分かりました

   お預かりします】と

   受け取ったあとに

   カバンを置いて椅子に

   ゆっくりと腰を下ろしている


津雲【しかし歳を重ねると

   どうしてこんなに

   朝早く目が覚めるものなのか

   これから更に起床時間が

   早くなりそうだよ】と

   苦笑いしている


小谷【私もいずれそうなるかと】と

   苦笑いしている


津雲【身体も動きが効かないし

   そろそろ現場取材は引退かな】 

   と珍しく窓越しの日常の風景を 

   見ながら黄昏ていた


小山【現場はともかく

   まだまだ津雲さんには

   踏ん張ってもらわないと

   いけませんからね~

   それに、この暑さは来月どころ 

   か再来月まで続く予想まで

   あるそうですから】とため息

   交じりに話していると


津雲【近い内に夏場の屋外仕事は

   出来なくなるだろうよ】 

   とぼやいているとその時


佐山【おはようございま~す!】と

   ドアを開けて入ってくる


小谷【おはようございます!

   最近佐山さん早いですね~】


津雲【おはようさん!】


佐山【津雲さんが休み明けだと

   子供達は学校です

   やっと楽になりましたよ~

   色々と大変ですから】と 

   リュックサックを下ろして

   椅子に腰をかけて座っている


津雲【子供を持つ親というのは

   それが当たり前だ、

   宿命というもの】


佐山【少し前なら子供が大きくなれば 

   部活とかで忙しくなるとか

   ありますけどね】 


津雲【高校野球とか暑さ対策をな

   他の学生競技も考えないと

   存続すら危うくなるよ】 

   と腕を組みながら話している


佐山【そう言えば津雲さん

   前にコラムに書いてましたね

   反響が凄くて】と関心している


小谷【有無を言わせないくらいの

   内容でしたね】と頷いている


津雲【】とそこへ遊軍部の 

   ドアがコンコンとノックされる


小谷【はい!どうぞ~】


立花 【失礼しますよ!

   津雲さんが来ると 

   相変わらず、朝からここだけは 

   仕事に関係ない話ばかりで

   賑やかね~】とぼやきながら

   遊軍部のドアを 

   ガチャリと開けて入ってくる


佐山【おはようございますデスク!!】

小谷【おはようございますデスク!!】 

   と二人は即座に立ち上がる


津雲 【おはようございます!

   休み明けの 

   朝からデスクが来るとは…

   嫌な予感しかしませんね~】と 

   こちらは視線を立花に

   向けている


立花【少しは私も一息つかせて

   下さいよ~管理職は大変なんで 

   すから…ほらっ座って座って】


津雲【どうせコラムの催促だろうに

   キャップに渡したから

   検査の時に懐かしい人物と

   再開してな夏の高知と言えば

   分かるだろうよ】


立花【あの子ですか?】


津雲【立派な大人になっていたよ】


立花【病気の影響はどうですか?】


津雲【ある程度の検診は必要だけど

   それ以外は普通だよ】


立花【ホットしました】


津雲【それで隣には相手もな】


立花【そうなのですか!

   本当に良かった】と頷いている


佐山【何か2人で感情(かんしょう)に

   浸っていますね】


小谷【余程なのですね】


津雲【次のコラムの話だよ

   前にプライベートで

   家族で旅行で行ってな

   それから行ける時に

   出向いてなリフレッシュを】


小谷【そういう繋がりでしたか】


立花【久々に懐かしい話を聞けたわ

   おめでたい事ね

   さてとそろそろ

   行かなくちゃね】と

   椅子からスクッと立ち上がって 

   そういってドアをガチャリと

   開けて遊軍部を後にした


小谷【さてと、時間も時間ですので】


佐山【はい、今日も1日

   ほどほどにやりましょう】


津雲【身体がバキバキきそうだな】


小谷【津雲さんの仕事はまだまだ

   ありますので】


津雲【やりましょう】


そして、1日が始まったのであります

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