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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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272/304

珍しく政治部とのやり取り(その4)

コラム135弾が紙面掲載された日の

東葉日報社内の出来事です。

世間は酷暑に突入する前の

梅雨の静けさと気候変動へ

悪戦苦闘の日々へ到来した

早朝いつものように出社して

遊軍部に置いてある

鉢植えのナスと枝豆にジョウロで

水をあげている津雲…

今年も順調に育っている


津雲【今年も美味しく食べたい

   何度でも、なんてな】


小谷【おはようございます!

   津雲さんも

   相変わらず早いですね~】と

   ドアをガチャリと

   開けて入ってくる


津雲【おはようございますキャップ!

   久々にコラム書いたからよ

   どんな風になっているかと

   それに年寄りは朝早くて

   夜沈むだわな】


小谷【それを言われると何年後かは

   私も同じ道をたどるわけですか】 

   とカバンと置いて椅子に

   腰を下ろしている


住谷【おはようございます!】と

   ドアをガチャリと

   開けて入ってくる


津雲【珍しいな~どうしたね、

   こんな所で油売っててと

   言いたいが

   例の件で協力頼んだからな

   苦労かけたね

   今一番忙しい時なのに、

   まぁ座んなよ】


住谷【津雲さんから頼まれるとは

   思いませんでしたよ】と

   椅子に腰を下ろして座る


津雲【今さら教える事なんて

   何もないだろうよ】そういって  

   取っ手付のプラスチックの

   コップにコーヒーを入れて渡す


住谷【何を言いますか、

   例の動画の件で騒いでいるのを 

   見事に取材しているなんて】


津雲【財務省の連中が

   減税を阻止するために、

   でっち上げた冤罪かい

   騒動を大きくしようと

   週刊誌と野党とマスコミにな

   騒ぎが大きくなれば

   事が進まなくなると

   考えたのだろうな

   そこから聞いてみたら

   話は違うは野党にもいるわ

   銭稼ぎのために

   国民を不幸にしようとした

   そんな所だろうよ

   視点を変えれば

   それだけ政治に対して関心が

   増えているという事だろうさ

   少なくとも週刊誌はお詫びを

   追及した議員に対しては

   議員辞職を迫られるかもな

   特に中道の伊佐議員わな

   これからが大変だぞ~

   創価学会の一部から

   突き上げは食らうわな】 

   と腕を組みながら語っている


住谷【まあ、ああいう話は

   基本財務省からですからね

   おかげで睨まれましたよ】と

   苦笑いしている


津雲【文句あるなら

   カンボジアとタイの件で

   津雲が聞きたい事があると

   伝えておいてくれ

   それで分かるはずだ】 

   とぼやいている


小谷【カンボジアとタイの件ですか?】


津雲【嗜好は分からないが

   ほどほどにという事だな】


住谷【最近ですとカンボジアとタイは    

   詐欺の話で有名ですよね】


津雲【その話ではないけどな】


住谷【それならば何の話を】


津雲【それはある所には伝えてある

   無きものにしようとすれば

   国民を不幸にしようとすれば

   これを出すだけの話】


小谷【津雲さん…何か凄いの

   持ってそうですね】


津雲【何もないよ】と

   淡々と話している


佐山【おはようございま~す!】と

   ドアを開けて入ってくる


住谷【おはようございます!

   すいません佐山さん、

   すぐおいとましますんで】


津雲【ほどほどに頑張れよ!政治部】  

   とぼやいている


住谷【そう言えば沖縄県知事の

   不記載の件の情報提供

   辺野古転覆事故の件も

   併せてありがとうございました

   それでは失礼します】と    

   ドアをガチャリと開けて

   遊軍部を後にする


小谷【津雲さん、

   タイとカンボジアの話って】


津雲【まあ、一人だけならば 

   切り捨てで終わるでしょうね

   知る限り5・6人ですから】


小谷【どういう事です?】


津雲【国民を不幸にしてきたツケを

   いい加減に払えよとな

   財務省だけでなく

   他の官庁もな】


佐山【津雲さんて、

   ある意味でフィクサーの様な

   感じがします

   国民の生活を苦しくする

   政策は困りますけどね】


津雲【消費税を減税する分を

   非課税の法人の課税をすれば

   少しは補えるよ

   特に学校法人はな】


小谷【津雲さん、そろそろ】と時計を

   指さしている


津雲が時計に視線を向けると始業時間を少し過ぎていた


津雲【ぼちぼちやりますかね】


佐山【そうですよ】


小谷【そうですね、やりましょう】

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