たまには遊軍部にて…(その27)
新年が明けてから激動の様相により
季節が瞬く間に過ぎていき、
早くも新年度が始まった
4月の中旬を過ぎた日の
早朝の東葉日報社内の出来事です
相も変わらず早く来て
遊軍部に置いてある鉢植えにオクラと
プチトマトとピーマンとナスに
ジョウロで水をあげている津雲
種を植えて育っていくのを
ゆっくりと待っている
津雲【咲いた咲いた咲いた~
食べ頃はいつかな~
美味しく食べるよ
野菜は美味しい~】と
おさかな天国の
替え歌を歌っている
水をやり終えてから遊軍部のドアを
ガチャリと開ける津雲…
津雲【おはようございますって
毎度の事だけど誰もいないか…】
とぼやいている
津雲【さてと…】と自分のデスクに
背負っているリュックサックを
下ろして上着のコートを
脱いで自分の机にある椅子に
腰を下ろして座りかけていた
その時
小谷【おはようございます!
津雲さん相変わらず早いですね】
とドアを開けて入ってくる
津雲【おはようございますキャップ!
いや~野菜の成長していく
姿を見るのが楽しみでしてね】
小谷【確かに津雲さんが
水やりをしているのを見ると
平和な時ですよね
野菜も時々いただきまして
ありがとうございます
取材でいない時は
ヒヤヒヤしていますから
話は変わりますけど
この前のコラムの続編の
取材は大丈夫なのですか?】
津雲【正直申し上げて
見事なくらいなほど
八方塞がりの状態です
招かれざる人ですから】
小谷【だからといって勝手に抜け出し
て取材しないで下さいね
まして、外国なんて
一応上司なのですから管理職と
しての部下の健康管理も
しなければならないん
ですからね】と話しをしたがら
コートを脱いで自分の机にある
椅子に腰を下ろして座る
津雲【いつもすいませんね…
でも、あちらには
プライベートですから
経費清算はありませんよ】と
淡々と話している
小谷【まあ、それならば良いのですが
後で上から色々と言われるのは
こちらなのですから】と
ぼやいている
津雲【それにコラムのペースは
落として良いって
許可も得ているから
それに、有給休暇で
同業仲間の引退の挨拶に
行っただけなのですけどね
ついでに火事の不備も含めて】
と返している
小谷【確かに竹で足場とは
初めて聞きましたよ】
津雲【二世代上の地方には
戦後の頃まであったそうです】
小谷【かなり昔ですね】
佐山【おはようございま~す!】と
ドアを開けて入ってくる
小谷【おはようございます!佐山さん】
津雲【おはようさん!】
佐山【もうGWなんて
1年は早いですよね~】
小谷【それを言い始めたら
佐山さんもこちら側ですよ】
津雲【それは間違いないわな
これが段々早く感じるように
なるんだよ】
佐山【GWどこかへ連れていかないと
行けないですから】
津雲【そう言えばもうそんな季節に
なるか~時の流れは早いな~】
とぼやいている
佐山【そうなんですよ~
しかも4人もいるから
それぞれ考えないと】とため息
つきながらもリュックサックを
下ろしてコートを脱いで
椅子に腰をかけて座っている
津雲【スポーツ観戦とかは
野球ならマリンスタジアムとか
神宮球場とか球場グルメで
有名でな】
小谷【津雲さん、詳しいですね】
津雲【選挙課の中にそれを目的に
観戦しているのがいましてね
そこから聞き出したんですよ】
佐山【まるっきり関係ない事を】
津雲【これも一種の情報交換だ
ある程度の共通認識だしな】
小谷【ウチは潮干狩りとか映画とかが
ショッピングモールとか
多かったですね】
佐山【ショッピングモールですね
何でも揃ってますから】
津雲【幕張のショッピングモールなら
駐車場も広いし、
確か近くにコストコがあるよ】
小谷【行った事あるのですか?】
津雲【2回くらいだけどな】
佐山【コストコって買い過ぎて
しまうのが難点なんですよ~
1回行って冷凍庫入らなくて
あれこれ旦那と料理を
作って大変な思いしましたよ】
津雲【違う意味で大変だろうな
でも、子供達は喜んだたろう】
佐山【確かに助かりますけど
意外とお金使うんですよ
寄り道も凄いし】
小谷【そうしましたら水族館とか
どうですか?
少し前に鴨川シーワールドの
特集を放送していましたから】
津雲【鴨川シーワールドですか~
後は八景島シーパラダイスか
結構楽しめたりするわな】
小谷【大人になっても自然と
行く機会ありますよね】
津雲【水かけられたりとか】
佐山【水族館、良いかも知れない】
津雲【まあ、その辺りは任せるよ】
小谷【ちなみに津雲さんは
どちらへ】
津雲【こっちは帰省するだけだよ
倅夫婦も娘とその恋人もな】
佐山【娘さん恋人いるんですか?】と
驚いた表情で聞いている
津雲【ようやくという感じだな
知っている子だから
それにタイミングを考えている
ようだしな】
小谷【ウチもいつかは来るんですね】
津雲【親という看板を
一度背負ったらですね
可能性はありますよ】と
話をしていると
遊軍部のドアがコンコンと
立花【失礼しますよ】と遊軍のドアを
コンコンと鳴らしてガチャリと
開けて入ってくる
小谷【お疲れ様です部長】
佐山【お疲れ様ですデスク!】と
即座に直立不動で挨拶している
津雲【お疲れ様です
どうされました】と座りながら
挨拶している
立花【少し一休みにね
会議が長くて長くて】
とグッタリしている
津雲【GWの特集ですか…
イベントや観光地の紹介とか
交通安全はニュースで
大体紙面が埋まるかと】
立花【まあ、いつも通りで
落ち着きますか】
津雲【変化しないのも
ウチの個性というものだよ】
立花【それもそうですね】
と言いながらも
紙コップに入ったコーヒーを
それぞれに渡して、奥の空いて
いるイスに腰を下ろしている
少し落ち着いた様子を見せる
津雲【そう言えば部長は休みは
のんびりですかい】
立花【まあ、帰省くらいですね】
とコーヒーにミルクと
ガムシロップを入れている
津雲【やはり子供が大きくなると
そうなるわな】
立花【とりあえずはですね
GWの特集も目処が
何とかなりそうですから】と
コーヒーを飲みながら一息
ついている
津雲【それは何より】
立花【ありがとうございます
それでは残りの仕事を
つつがなくお願いしますね
さてといい加減に
仕事しなくちゃね】と
椅子からスクッと立ち上がって
そういってドアをガチャリと
開けて遊軍部を後にした
津雲【少しは悩みから解放されたか】
佐山【悩み?】
小谷【良く分かりましたね~】
津雲【だてに、長くブンヤやれば
表情を見れば一目瞭然だよ】
小谷【さてと、私達もいい加減に
取りかかりますか】
佐山【はい、やりましょう】
津雲【はいよ、仕方ないやりますか】
こうしていつもの日々が
始まったのでございます




