体を使う魔物1
前回までのあらすじ
村をアイヤン族に襲われ、若くして村を離れた秋風ユウタ。
村を離れた時、彼は10歳だった。
そんな彼にも相棒はいる。
途中で出会った少年・リュウマだ。
自分の村を襲われた復讐をするために彼らは勇者になる。
山あり谷ありの冒険をしながら、村を襲ったアイヤン族や、アイヤン族に協力した魔物と戦う!
そして、3人目の仲間・カイジが加わり、仲間は合計3人に!
3人の冒険は、どうなっていくのか…?
ユウタ、リュウマ、カイジの三人は、歩く。魔物を倒しながら。
三人の行程は、これまでより格段に速く進んでいる。なぜなら…
バシュ!
ザシュ!
ユウタは新たな剣に慣れ、リュウマはさらに強くなり、カイジも剣技が人並み以上にできる。それに、もし剣が折れたとしても、すぐそばに鍛冶職人がいるため後戻りの必要もない。何より、バラボンのような強敵がいないのだ。
「それにしても、弱い奴ばっかりだな。もうちょっと強い奴はいないのか?」リュウマがつぶやく。
「あ、あそこに魔物がいるよ! あの魔物は強いかも!」ユウタは返答した。リュウマは、
「かもって、それ、ほとんどの確率で弱いパターンだよな」と言った。カイジはリュウマの言葉に苦笑していた。
「Эй как тебя зовут? (おい、お前の名前は何だ)」リュウマが尋ねる。この地域の言語で。魔物は、「わたしの名前はカラダムキムキだ。あれ、お前は見たことがあるな」と言い、リュウマの方に目を向けた。魔物がリュウマの方に目を向けたので、ユウタもリュウマを見た。するとそこには…
「な、なんでそう言えるんだ?」
うわぁぁぁ、リュウマの顔が今までに見たことがないものになってるぅ…。ユウタは思った。魔物は、そんなユウタに追い打ちをかけるように、「だって会ったことがあるじゃん」と言った。リュウマの顔は、完全に青ざめていた。
リュウマは宣言する。
「おい、こいつ、倒すぞ!」
次回予告
突然現れた魔物(みんなそうだけど)に、リュウマは――?
なぜ、リュウマの顔はそんなに青ざめているの……?
タイトルの「体を使う魔物」の意味とは――?
そして、その魔物との勝負の行方は、如何に!
10歳で勇者になった男。第21部分「体を使う魔物2」は、5月初旬ごろ公開の予定です!
お楽しみに!




