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10歳で勇者になった男。  作者: ごーちゃん
魔物との戦い2
19/23

三人

 ユウタ、リュウマ、カイジの三人は、アイヤン村までの道を歩く。


「そういえばさぁ〜…」

 ザシュ!

「あのさぁ~…」

 ザシュ! バシュ!


 ユウタが、カイジに話しかけようとする。しかし、そのたびに魔物が現れる。その魔物を、リュウマが軽やかに剣で斬っていく。


 このやり取りが、何度か続いた頃。

 ユウタは、カイジにようやく話しかけることができた。


「カイジは、なんで僕達と一緒に冒険しようと思ったの?」

「それはね―――」カイジは笑顔で語る。

 その答えに、ユウタとリュウマは唖然とした。


「どうして、僕達の居場所を知っていたの?」

「だって、間違い探し道場のポスターをまじまじと見ていたじゃないか」

 そうだった。あの間違い探し道場のポスターはカイジのいた村でリュウマがもらったそうだ。具体的に村のどこでもらったのかはわからないが。


 話はまだ続く。そう、伏線回収のために。

「あのとき、私は間違い探し道場がインチキだということがわかっていた。しかし、確証もないのにあの道場を攻撃することはできなかった。そこに、あなたたちが現れた」

 カイジはユウタとリュウマを見た。

「私は、助言かつ仲間に入れてもらうために、今ある仕事を早急にすべて終わらしてから、あなたたちを追いかけた。しかし、もうあなたたちの姿はなかった。そこで、きっと間違い探し道場に行ってると思って、間違い探し道場まで行ってみることにした。その途中で、私はリュウマさんに出会った。リュウマさんは、大したことなくて、引き返してきたものと私は判断した。だが、ユウタさんがいなかった。そこで、私はリュウマさんに声をかけた。『ユウタさんは、まだ道場にいるはずです』、と」


「なるほどな。理解できた」

 リュウマが頷く。


「いろいろ話してくれてありがとう」

 ユウタも、感謝の言葉を述べた。


 三人は、話しつつ、魔物を倒しつつ、順調(?)にアイヤン村までの道のりを辿っていくのだった。

カイジの「そこで、私はリュウマさんに声かけた。『ユウタさんは、まだ道場にいるはずです』、と」以降は、第15話に続く。


次回「体を使う魔物1」

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