2日目
ハウスさん受付で話している
「弁当をどうぞ 」
「ありがとう お土産を三つ買います
回復薬とかはおいてないんですね」
「どうぞ そうなんです回復薬はまだおいてません」
「今年は楽させてもらった 来年も来るのでよろしく」
「はい 行ってらっしゃい 良い旅を」
最後のやり取りを聞き側へ行く
「来年の話をしてましたね」
「食事 気に入ったと言ってました
来年も来てくれるそうです
私たちも頑張らないといけませんね」
「頑張るか~」
苦手な言葉だけど前ほど負担に感じなくなったかも強くなった
回復薬って?ゲームみたい
「今日の昼ごはんメニューは?」
「豚肉の生姜焼きにする」
「昼が終わったら魔法の説明をしましょう」
「期待してる」笑顔でいう
聞きたいことも出てきた午後に期待
さっさと朝と昼準備を終える
こちらの朝は早い時計もあるが日が昇るときに目覚め
日が沈むころ仕事おしまい
健康的だ
朝ごはんは6人全員そろった
仕事は近いし ゆとりがあるのだろう
ゆったり美味しそうに食べているのが嬉しい
ベランダから見える草原は卵の殻が片付いていき
元の草原に近づいている
みんな黙々と作業中
卵は殻だけでも美しい
細かく砕かれていくのが惜しいと思う
食堂を片付け洗い物がおわり
草原へ出てみる さわさわと音を立てて風が行く
見回した草原には少しだけ殻が残っている
鶉くらいの卵が三個ある あら小さい
目線を低くしてもう一度見回すと
あっちこっちに巣があって二~三個の小さい卵
視線を感じる 離れた場所から 親かな
敵意がないことを示すためそっと離れる
離れていた親鳥が巣を確かめている
何もしてないよと言っても通じないけど
巣を点検しているので
触ってないし安心してくれるだろう
裏庭のドアから帰ると作業中のみんなの視線を集めてしまった
「草原を見てきました
小さい卵を見つけたんですが名前判らなくて…」
「ああ うずらですよ 卵も親も食べるとおいしいよ」
日本と同じ名だそれに食用
「そうなんですか」
「ここに宿がない頃はとって食料にしてました」
「干し肉ばかりでは飽きるから助かってました」
笑いの輪に入る
楽しそうに作業している
「昼定食は豚の生姜焼きです では」と挨拶して
宿へ向かう
後ろで生姜焼きとはショウガと一緒に焼くのかしら
と話す声
タレに着けて焼くだけだけど
こちらでは違う名前か 知らない料理法か
なのかしら
見た時の反応が楽しみ
焼くのは席についてから
先に小鉢とご飯かパンを配膳しておこう
出来立てを食べてもらいたいもの
食べてもらい美味しいという顔を見ることは
励みになるし 嬉しいものだと知った




