午後の休み
あっという間に時間がたつ
夕食支度前
「ちょっと休憩を取りましょう 5時まで自由に」
「了解です 部屋へ行きます」と報告して自分の部屋へ入る
緊張していたみたいベッドに倒れこむと肩に力が入っていたと判る
今までと違う疲れ方だと
ストレッチをしながら自分をチェックする
ベッドで屍の姿勢 足から力を抜いていく手の指先からも
ゆったりした気分を確認して 今度は腹の下から気を巡らす
全身が温かくなってきた
しばらくして目を開ける
胡坐座で瞑想に入った
時間を忘れていたのでノックが聞こえた時 時間過ぎて知らせか?
「はい」と返事をする
眼を開けて瞑想を解く
ハウスが部屋へ入ってきた
「お話があります」
「はい」ベッドの端に足を出して座った ハウスには椅子を勧めた
椅子に座ると私の目を見ながら
「セーフハウスとともに目覚めました 主はあかりさん
管理と安全確保 その後宿屋となりこの身体を得ました」
やっぱいハウスさんはこの宿屋でもあるんだと納得
「神様(創造主)が主ではなく私が主?」
部屋との間のドアに目をむけ
「あのドアはあかりさんが向うへ行くと消えます 私は使えないのです」
「私がいない間ハウスは何をしているのですか?」
「家と領域の管理 家のメンテ 畑の世話 塀の見回りなどでしょうか」
「宿屋に変更したときは?」
「頭に そうするようにと聞こえました」
「声?」
「イメージが浮かぶような…感じです」
「神様に会ったことは?」
「会ったことはないです」
「なるほど 先に質問してすみません 話というのは?」
「あかりさんはこちらの人ではないのですが 魔力があります
その説明をして使い方にも相談に乗るようにと言われました」
神様 丸投げ 手抜きか でも忙しいだろうな
それに直接教えてもらうのも気が引けるだろうから 納得
ここは異世界なんだ 来かたはオカシイかもだ
「創造主によると ドアを創る力はあかりさんの力だそうです
魔力を使って空間を操作していると言ってました
空間を操る魔法を知らずに発現してると」
「……」オーバーロード…。 解らんでいいとしよう 考えるのもやめだ
そのまま受け入れよう それが正解だと悟る
「部屋で会ったとき両方の世界に一人でなく
伊織とあかりの二人に分けてしまおうと名前を与えたとのことです
名前だけでご自身は変わりませんがきっと便利だとのことです」
「それで私も魔法が使えると 火を出したり水を出したり??」
「あかりさんのイメージどおりにできるはずです
練習が必要かもです」
バイトしながら学べばいいんだ 課題ふえた
「では バイトの合間に教えてもらえますか」
「そうですね 私にわかることは教えます」
「ではまず 夕食の準備をやりましょう」
二人で部屋を出た
夕食はハンバーグにしよう 私が決めていいんだよね主だもの




