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「頑張れ」はやめて  作者: いしの riko


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ごきげんよう

始業式はあっという間に終わった


教室に帰ってオリエンテーション

先生の名前が判った 小野 涼子先生

必要なことはきちんと伝える

頼りがいある先生のようだ


ああ クラスでは幽霊のように存在感なく過ごせそう


プリントを受け取り ありがとう

プリントを後ろへ回して どうぞ



静かに口をとじているけど 必要な時はちゃんと話す



ロビー以外にも階段は数か所あるので生徒で込み合うことはない

帰宅部の私 

ゆっくり家に帰ろう


一週間過ごしてみると自分のペースが判ってくる

グループで行動する生徒

一人で行動する生徒

それぞれ ちょっとグループが多いかな


....


誰もいない家へ鍵を開けて入る

ただいま

返事はないけど家に挨拶

今日も無事帰りました



食事の前に風呂に入ろう

リラックスして夕食


初めての休み やっておくことはあたっけ

買い出し以外はないと…


チェックしながら布団へ


明日はゆっくり起きよう

目覚ましをかけずに休みましょう



*****


休みの時は草原を見渡すセーフハウスに来ている


休みごとに来ているから3回目

入学して約一か月たったのか


ウッドデッキに椅子とテーブルを出し

ひざ掛けをかけて ぼ~と草原を渡る風を見ている


授業を受けて クラスメートとたわいない話をする

家に帰ってちょっとリラックス


ストレスなく生活しているけど

ここでぼ~とする時間は 心が縮こまっていたことを思い出させる

深いところで癒されているのかも

ぬるくなってるお茶を飲み干し 部屋へ入ることに


草原の向こう 大きい森の背後へ隠れようとしている

二番目の太陽 夕焼けがここにもある

戸締りをしてドアを開け中間事務室と呼ぶ部屋へ


ちょうどいい明り ソファに座った誰かの頭が


どちらさま?


ごきげんよう

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