被服科の手伝い
だいこんと格闘すること30分あまり
3センチ以下になったと確認して終わりにする
手をそっと上げる
静かに近づいた先生は薄い手袋を両手にはめ
まな板に置いたかつらむきを両手で持ち端からむこうを見るようにチェックしている
終わるとメジャーを取り出した
長さを丁寧に測っている
最初の皮と残った芯をみると
「初めてだったろうによく頑張った」と言ってくれた
なんか 嬉しいものだ
全員のチェックが終わると
「みんな お疲れ きゃべつとだいこん 持ち帰って食べてくれそしてレーポート提出
持ち帰った食材をどうやって料理に使ったか 食べた感想 2点を書くこと」
「提出は休み明け 各科の先生まで」
「では今日のテストは終了 解散」
「レポートか」 とため息と声がするが
生徒たちおとなしい
目標持って通っているそんな集団だからか 前向きだ
被服科へ向かう
受付があった パートナーの名前をと言われた ヒロの本名…
「大野浩子さん」思いだせた よかった
部屋へ入るとブースに区切られてた
ヒロを探す
まだミシンの動くせわしない空間
ヒロは人形に着せたワンピースのすそ処理をチェックしているようだ
声かけていいタイミング?わからず横に立ってみてると
振り向いてニコっと笑った
「来てくれてありがとう」
笑顔で手を振ってこたえる
「できた?」
「サイズ通りだと思うけど 着てみないと判らないこともあるんだ」
そういいながらワンピースを渡してくれた
横に着替えようの個室がカーテンでできてる
「背中のチャック手伝うから呼んで」
「オッケー」
個室の中 ちゃんと脱衣かごもある
ワンピース上からかぶって手を通す
背中のチャックは任せよう
肩がこらないデザイン 見えない部分にも配慮があるいい仕事
手を腰に沿って振ってみる
どこも引きつらない 動きやすい
スカート部分も文句なし
気に入ったよ
「来てみて窮屈なとこない?」
「すごくフィットしていて楽だよ」
先生かな奇抜なデザインの服を着た人が パンパンと 手を合わせ大きい音をだす
「注目 これよりランウェイを始めます
抽選した順番に出ますパートナーに番号札を渡して会場入りしましょう」
5番もの札を受け取った
「堂々と歩いて」と言われた
ワンピースの列に並び順番を待つ
なんだか本格的 会場には歩きやすいリズムの歌が響く
ステージ脇から覗く 次だ
ステージにはライトがランウェイを照らす
服が主役 ちゃんと美しく見せるよう堂々と歩く
くるっとまわって帰ってくるだけ なのにやり切った感ありだ
緊張したけど楽しかった いい経験
アンケートを渡され記入して提出 モデルの仕事 仕事には対価 なんと学校の食堂食券2枚
ちょっとびっくり




