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「頑張れ」はやめて  作者: いしの riko


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実習 テストおわりだ

荷物は台車に乗っている 一箱づつおろす


「ふふ テスト内容わかっちゃったね お手伝いの駄賃だ」本間先生は笑顔で言う

「?」よく解かってないけど 顔に出ただろうな 黙って頭を下げ

そ~っと場からはずれる

窓と窓の間に溶け込むように立ち壁になりきる


「「おはよう」」 大根を分けて持つ三人の先生

和食と洋食は男性の先生なんだ洋菓子は林先生 女性だ

男性二人には初めて会う


テスト準備をしながら話す先生方

きゃべつ だいこんはグラムを合わせよう…



洋食は藤田 和食は戸田 先生の名前が判った

個性あふれる 自信を持つ大人たち



テスト時間5分前かな 生徒が入ってくる

「今日は合同テストだ 自分の名前を探して座れ ローカーから自分の包丁を持っていけ

今日は包丁だけ使う」


自分の席に着くと 各科から一人づつ4人でテーブルを囲む

まな板の上にきゃべつ


「包丁はきゃべつの横へ置いてくれ 制限時間は10分 きゃべつの千切りをする 

終わった者は静かに手を挙げてくれ

早く終わると点数がいいとはならない 

採点ポイント 正確 均一 質疑の応答

では 始め」


包丁がキャベツを切りまな板にあたる音だけが聞こえる


先生が動く 早く終わった生徒へ

私も 手を挙げる

戸田先生がこの班担当のようだ 切ったキャベツを確かめ薄い手袋をした手で持ち上げる

四人とも終わった時点で質問

「問いは2つ このきゃべつ何に使う 何人分」

「とんかつの添え 一人分」

「「とんかつの添え 2人分」」

私は「こっちの半分は塩を振りコーンと合わせてマヨネーズサラダ 

こっちは半分に切ってお好み焼きの具にする」


先生「なるほど では きゃべつはポリ袋へ入れ持ち帰りだ 

まな板の上に大根をそれぞれ一つとりおくように」

そう言ってたの班を見に行った


「半分ずつ別に入れるのか?」和食科の生徒が聴くので 

「料理は切ったとこから始まっているので」と言いながら

サラダにする方へ少量の塩を入れ振ってから閉じる もう一つはそのまま空気を抜くと閉じた


だいこんを見る

12センチくらいか 形状からみてかつらむきをさせる気だろうと推理

初めてがテストでとは…開き直るしかない


「次はかつらむきをしてもらう 和食科以外は初めてだろうから説明する

大根を縦に包丁の刃が均等に当たるようにして皮をむく一回りしたら切って

ここからかつらむきを始める

採点ポイント 均一 薄さ 向うが透けて見えるを目指せ 長さ も採点するから兼ね合いを考えてむけ

ポイント 均一 薄さ 長さの三点

時間は40分 早く終わった者は手を挙げて知らせるように

では 始め」


「先生芯を残してもいいですか?」

「おお 直径3センチ以下になったら終了ね」



だいこんを手に取る

包丁を10センチ以上の幅で均一に入れていくのは難しい

一周する間に下地を作るという事だろう

手首 指先 力の入れ加減 集中力 ムズイ

終わらなかった…

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