食べたモノで私はできている
「好きなモノばかり食べていたら偏食にならない?」
「確かに ただ好き嫌いはないから 野菜 肉 果物 偏食にならないよう気を付けているわ」
「だから 髪もつやつや 肌もしとっりなのね」
びっくり見てる?私を 自覚ないが
「そうかな みんなそうでしょう」
屋上は心地よい ここを選んでいる人はちゃんとわかっている気がする
皮膚の再生は数週間だったはず 必要な栄養を摂れば答えてくれる
何か病気でも持ってないかぎり 身体のメンテナンスに使われるだろう
どこに何が必要かちゃんとわかっている自動修正の便利な身体
自分の身体だけど 誰かが設計したのか知らない部分がスゴイと知っている
だから見えない創造主に感謝する
弁当を食べながら器用に話す
「私は服を創ったり刺繡をしたりする時間が好き
イオリを見ていると和菓子が好きで自由に生きている 尊敬するわ」
「ありがとう ヒロを見ていて私もそう思っていたから ちょっとっびっくり」
笑顔を向け「似た者同士?」と 私はホントそうかもと腑に落ちた
趣味は違うけど 一生懸命なところ 努力を厭わず 人のせいにしない
確かに一緒にいて楽
楽しい昼のお陰か なんなく 午後の授業をこなし帰路につく
周辺の地図を買って帰ろ
長くはいけないけど部屋も見に行きたい
食材を買いそろえようと商店街の八百屋で 腕を捕まれる 振り返ると ?誰だっけ
「無事抜けて 学校へ行けたんだね」と声をかけられた
じっと顔を見ているけど記憶にない
「どちら様でしょうか」
「朝早く家の前を掃いていたら道を聞かれたけど 君だった気がして違ってたら御免」
顔を覚えられない自分と違いこの人は私を覚えていた
朝と服装が違うけど声は同じかな
「朝は ありがとうございました 思った所へ出なくて自分の方向音痴を馬鹿にしてました」
大きな声で笑いながら「面白いね 適当に行けば学校へ行けると?
古い道は江戸時代前 敵に攻め込まれたとき迷うよう設計されていて 地元のものでも迷うんだ
今も細い道など地図に載ってないんだよ」
「手ごわい道だったんですね」納得
「もと来た道へちゃんと帰れたならそのことは誇っていい 振り返ってみる道にも罠がある」
感心するよ 60代かしら 箒をもっていた朝はもっと若く見えた
「イイノイオリと言います また迷っていたら声をかけてください」
「私は細木 細くないけどね」と教えてくれた
別れた後 果物とレタス 人参など買い物をして家路へ
地図はやめた 役に立ちそうにない気がして




