遅刻ではない
「今日は遅かったね」
隣の席 大野 浩子さん(ヒロ)
「イオリ いつもは一番に教室にいたもの 遅刻ではないですが 遅くといっていいでしょ」
「そうです ヒロ」
にっこり笑顔を交わして席に着く
期末テストの日程が決まったようです 日頃の小テストと期末テストで成績が決まるようです
専攻授業の方も筆記と実技だ
テスト前一週間はクラブ禁止
テスト期間は4日
「イオリにお願いがあるんだけど」
「なあに 改まって」
「4日目専攻授業の実技 二時間でワンピース作成なんだけど モデルをやって欲しいの」
「モデル? 具体的には何をすればいい」
「ワンピースのための採寸と当日テスト後ワンピースをきてもらって審査を受けるの手伝ってほしい」
「なるほど いいよ うちは時間内に終わるから その後だよね」
手を合わせて拝みながら笑顔
その後打ち合わせで 希望のワンピを聞かれた
「自宅でくつろぐときリラックスできるのが希望かな」
サイズが合っているだけでストレスなく着れるだろうと想像する
専攻授業はそれぞれ独創的だ
この学校を選んでよかった
今日は食堂へ行かず 席に座ってお弁当を食べる
弁当を出していると あらここで食べるのとヒロ
同じく弁当を出して 「屋上へ行かない?」
「屋上?」
「椅子と机が出して会って自由に使っていいコーナーがあるよ」
「知らなかった」
「そこで 一緒に食べよう」
返事しながら鞄に弁当を入れ直しついていく
「バックごと?」
「水筒もおやつもあるから」
「スゴイね」
屋上はさわやかな風が吹いている 髪が揺れる程度 なんとパラソル付の椅子と机がある
早いものがちだ パラソル付最後を確保
みんな早くきていい場所をとるんだ 一人ではちょっと来にくいかも 椅子は複数で使う数だし
周りを観ておそらく常連がいるだろう この場所占領していいかなと心配になる
「今日は人多めだ いつもはガラガラなの 気持ちいい天気だからか」と空を見回しながら教えてくれた
「弁当持ってきたときに いつもは食堂でランチを食べてる」
弁当を開けながら ふんふん と返事をする
「かわいい 自分で作ってる・?」
「そう 好きなもので作る」




