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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その3:メンバー増強編
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【クロの転属と缶詰工場であります!】

一美と双葉と丈を茜に引率する形で行かせてから

次に美来と自分とクロが…シノービ村へ行く格好に。

本当はRA2-iを臨時休業にして全員で訪問する予定でしたが

実は、ある予定が入って2班構成になりました。


昨日、クロの音声ユニットを全交換するとシスターから通達が

クロの音声ユニットへイタズラしたのがバレて、シスターからイチナナは

首に光ケーブルを1本接続されて30分ほどエロく悶えまくったそうです…

人造アンドロイドのお仕置きは恐ろしい



『村へ行くときに音声ユニットが戻ってよかったです、お騒がせしました』


クロの声が標準仕様になった、犬でも普通だと安心する



「単なる部品交換だから作業は早いが、悶えるイチナナっていうのがまた凄すぎる」


『あっちはシスターが絶対ですからしょうがありませんよ、新たに録画送信ユニットも追加になったので試験的に記録しました…音声ユニット交換時でも他は稼動しているので、その時に見ていたイチナナ動画をいま送信しました』


「確かに今はシスターがトップだし…って、いきなり念話で見せるなあああ!」


『ところで、大将…というか社長、お願いがあるのですが』


「なんだ、クロが願い事とは珍しい事だな」


『とても言いにくいんですが、自分の勤務地を村へ移動して貰えませんか?』


「…おい、それはいきなりすぎるぞ何があった」


『行ってわかったのですが、シノービ村にも少しだけ犬は居ますが統率するのが不在で夜間の警備代わりといえどサーモグラフィ装備の拙者には勝てないでしょう、それに動物の通訳代わりとしても使われましたので向こうに常駐のほうがいいかと』


「そうだよなあ、アクア・ファル共和国内部の調査とかも村を起点にして頼めるし作戦がある時に召集すればいいから問題は無いか…よし、転属を許可する!村で各種センサーを使い医療事案が発生した場合は、イチナナと相談し薬品使用及び治療行為も許可する」


『がってん承知!犬小屋もよろしく』


あー作るかまた…


各自、クロ以外は時間を見て、それぞれがシノービ村へ顔を出して来いという指示を出す。

職場の個人予定表にはそれぞれ「M作業」と書かれるが、そこはそれ。


ちなみに、クロ専用の犬小屋は集会場の横に作られ屋根に20cmの

丸い衛星送受信アンテナが付いていて小屋の中には中継器と衛星使用型警備装置が

入っているので、寝ていても各衛星の送受信が出来るようにしてあります。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



シマリーン国の「RA2-i 缶詰工場・冷凍倉庫」が建った


よくある冷凍倉庫みたいに分厚い石壁やコンクリート看板ではなく

超薄いミスリル合金に断熱スクリプトを書きこんだモノを壁に貼っているから

薄くても外からの熱は来ない冷気は逃がさない仕様になっている。

人工衛星で実証されてるので、同様に薄くしてやったら出来た。

一応、断熱材は内壁の間にたっぷり入れてます


隣の建物に自動魚加工機と缶詰作製機や輸送機など主要機器の設置は終わった

作製に必要なメッキ済み巻き鉄板もセットした。

アルミニウムがあればねえ…いや、もしかしたら!


チクワル国王とエナ王妃が見に来たようだ



『ショウ子爵、出来るのが早いですね』


エナ王妃がびっくりしている、そりゃまぁ…

事前に組んであったものを念動力で一気にコッソリと組んだら

こうなったと、今回は大きいから建物最終チェックの手伝いで

美来にも来てもらったけど。



『魚を積んだ船が戻ったけど、どうすればいい?』


チクワル国王が尋ねるので



「ここまで船をつけてもらえば、バケットカーとキャリアカーを出しますので」


『バケットカーとキャリアカー?』


船が工場の前に着いても距離があるので中から2本の腕が付いた車と

四角い箱が何台も台車にセットされ引っ張られていく車と

その後ろに腕が付いた大きな筒みたいな何かが8台が前後4つずつ移動していく


作業している周りを筒が囲み全ての胴体が黄色く点滅している

バケットカーが箱を掴み台車から切り離し船の端へ水平に持っていき魚を入れてもらう

それを随時やってもらい全て入れ終わったら逆の順番で工場へ戻って行く。



『これは機械がやっているのかね?』


「はい、筒みたいなのが作業中に周りをガードする機械で人が入ってきたら制止して

作業を中断させる役目をもっています、遅いように見えますが移動速度はもっと速いのです、それを回りの作業する機械に合わせてるのです。ところで、どれだけの魚を缶詰にするのですか?」


『この箱2つ分を缶詰にしてみてください、後は倉庫で保存したいのですが』


「わかりました、ではこの手に持つ機械で箱の前に立って缶詰と押して、そうでないのはこっちの倉庫を押してください…終わったらこの終了を」


『終了を押しましたが…って勝手にキャリアカーが動いてるー!缶詰のほうが1匹ずつ機械に入って蒸されて機械が皮と血合いを身から削り出して、というのを機械が勝手にやっているとは』


「ここで水に詰めるのとサラダ用油に詰めるのと2種類作ります、あと血合いと骨などは乾燥後に、この粉砕機で細かく砕かれて袋詰めされてロリアマーナ国の農業用飼料として使用する予定です。」


『こっちの倉庫へ行くのは…1匹ずつ機械の中に入れていくと出てきたらカッチカチに凍ってるんだけど!何なのですかこれは!』


「これは瞬間冷凍機です、流れ作業的に入ってきたモノは全てマイナス196度の限界温度で冷やされるので鮮度が保たれます、凍ったのが全て横の冷凍倉庫へ金属で出来たカゴに移され運ばれます」


金属のカゴ1つ分になったら自動リフターカーで持ち上げられ冷凍倉庫へ運ばれていく

チクワル国王とエナ王妃が冷凍倉庫も見たいというので見せて自動リフターカーと共に

見に行ったが、マイナス30度の空間に耐えられるはずも無く速攻で逃げてきた。



『初めてですな、サカナが凶器になるような空間は』


『ショウ子爵、まつげが息で凍りましたよ!』


「あれだけ冷えていれば缶詰の分のストックが常時確保出来ます、ところで常時私たちもここには居られないので誰か作業が出来る人を探さねば」


『フレークの缶詰がうまくいけばいいのですが、どれぐらいの期間で持ちます?』


「えーと、2年以上3年未満ですね、いま蒸気殺菌機に入れました、空気が入らないように液体で密封してありますので」


『…こちらの名物というのもありますから、城から誰かを出しますので大丈夫です、後はコレをどうやって開封するんですが』


「コレもセットで作りました、真ん中にこの磁石に付いている棒をくっつけて、繋がっている切り込みを缶の部分に入れてここを押してください」


『こうですか…ああ!勝手に缶を切って行くうううう!』


エナ王妃もびっくりの自動缶開け機、魔力封入型だが2年は持つだろう

切った蓋と缶の切り口は自動的に曲げて危なくないようにするのが面倒だった。

1個1500ファルだが、手動だと切り口で切った後に手を切る可能性が高いのと

数が多いと手首が辛い。



『これ、100個ぐらい必要になるかもしれないから送ってください』


「わかりました、完成したら随時送ります

これが缶詰工場と冷凍倉庫の書籍マニュアルです」


ここも誰かの巡回範囲にするべきか?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



『ダーリン…ちょっと、前に2人っきりのデートへ連れて行ってくれると約束してそのままなんだけど!隣の共和国へ行ったきり忘れてるでしょ…えぐっえぐっ!』


「わかった!わかったから泣くなってば…よし、あそこに行こう」


いきなりテレポートしたのは、アクア・ファル共和国はシマリーン国

ここから船を出して海へ移動しようとしたのだが、実はリディアは

海を見たことが無かったようで恐ろしくテンションが上がっていた。


『むほー!これが磯の香りというやつなのおおおお!』


「そうだよ、ほらあそこに屋台が出ているよ」


焼き貝と焼き魚にソーダー水みたいなのを頼んでテーブル付きの椅子に座る

お祭りの屋台にあるタイプだねこれは



『家で食べるのとはまた違うわね』


「鮮度が違うからだよ、魚介類は採れたてが一番美味しいから」


『ダーリンや茜さんなら、ここで買い物をして瞬時にシックビアンカへ戻るとか平気でやりそうなんだけど、やらないわね』


「それは考えたけど、周りにバレると市場が大事になるし王都も黙ってないし、たまに屋敷へコッソリが限度じゃないかなと思ってる…それが今日かな?」


『そうね、じゃあ買い物へ行きましょう』


いつもの「左腕がリディアのおっぱい挟み」状態で市場で買い物

屋敷一つ分だから結構な量だ、空間収納で片っ端から入れていくから問題はないけど。

買い物が終わったら港にまた空間収納よりクルーザーを引っ張り出して

リディアと乗り込み湾内から沖へ移動する。


『ダーリン!湖の時より速くない?』


「海は湖の何百倍も広いからね、そろそろいいかな…スクリュー停止」


『船ってなかなか止まらないわねーあ、止まった』


「停止したら、グラビティアンカー作動、揺れ防止装置及び接近警報1kmで作動状態」


『船を止めて何を、あ…んぉほっ!くひっ!んぐぅ!…ショウやっぱり、しゅきっ!』


「濃厚ぶっちゅも、と言ってたのリディアだろ」


『いきなり濃厚ぶっちゅと乳揉み尻揉みの三連攻撃は、りゃめえ…早く船首のベット行きましょ』



夕方近くまで濃厚でした…海のど真ん中ですから

リディアが大声で何を言っても大丈夫です



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「ただいま戻りました」


『みんなーたっだいまー!』


リディアのハイテンションですぐわかる、何でここの家の人は

すぐ表に出るんだろ…アリスと茜が、なんかピリピリしてるし



『リディア、ちょっとシャワー浴びてきまーっす!』


久々の独占で嬉しかったのか露骨すぎる

と思ったらアリスに引っ張られ小声で



『私は城の裏にある小屋でこっそり済ませてもらうのが大好きです…唯一あそこの合い鍵を持ってますからね、むふふ』


それぞれが張り合ってるという事ですか…今度は茜が



『主、また村にある愛の巣で燃えましょう…うふふふふふ』


そうだった、茜のほうが完全リードしているんだった!

専用で家を作ってしまったんだよ。


独占欲って怖いなああああ

などと考えているとサーティがダッシュで走ってきて耳打ちを

お前もか…いや!違った、



『マスター、イレブンから緊急通信です、大至急CICに来てくださいと』


まさか、ユマとエマの予言か?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「何があった!」


久々にシスターズがCICに全員勢ぞろいである


あおいからの情報で王都北東部の山麓部に集結している物体ありとの事で監視衛星 いかずちにターゲット変更を指示して監視を開始しましたが…大変な事に』


「それは何だ、何が起きている?」


『床下のモニターを見てください…いかずちのワイドカメラから撮影している状態ですが数が多すぎです、5000は居ると思います』


「画像がもっと寄れないか?」


『チルトカメラで拡大してみます!』


「これは間違いない…魔族だ!」


『マスター!ゆっくりですが進行してます、方向は…王都です』


「王都到達時間を計算しろ、それと…臨時に国王専用回線をCIC卓の

ヘッドセットに繋げてくれ」


『計算できました、山麓から王都まで500kmを超えるので速度から考えると

停止せずに進行しても3日はかかります』


『国王専用回線、こっちも繋ぎ終わりました!』


CIC卓にあるタッチ式ディスプレイから国王という文字を押す

点滅を開始したのでヘッドセットを付ける



+++++++++++++++++++++



『あーショウ殿、久しぶりだね…何かあったのかね』


「国王様、お久しぶりです…そういえば私の王都学識者って、まだ籍が残っているのでしょうか?」


『最近、グランアレクトル城へ来ないから専属メイドとして割り当てたロレッタが寂しがってるのは聞いているぞ、部屋もちゃんと掃除をして綺麗にしているから是非きてくれ…亡命はするなよ!』


「亡命しませんよ、ところで今日の用事はそれじゃないんです…落ち着いて聞いてください、3日後に魔族が5000もの大群で王都を襲撃するでしょう」


『な…なんだってー!』


「たぶん王都の全軍を率いても勝てるわけがないので用意をしておきます、塀の外側で大騒ぎになると思いますので、そこは見なかった事に…あと流れ弾が飛んできても笑って済ませてください」


『済ませられれば、いいけどな…』


「今回ばかりは、生きて帰ってこられるか自分でもわかりません」



+++++++++++++++++++++++++++++



「ところで、例のモノ…製造どれぐらい進んでいる?」


『ほぼ完成ですが、黒宝結晶石のコーティングがマスターしか出来ません』


「やっぱりな…巨大ブツを1人でやるのは倒れるかもしれん、倒れたらシスター、自分を屋敷まで運んでくれるか?」


『イエス、マスター!』


「よし、やるか…両手を触れて、んぉほぉぉォォおぉぉおおほぁうっ!大きいからまだか、ほっ!ほーっ!! ほぉあーっ!!ほぉああああーっ!!んぐぐううああぁぁっ!!!」


爆発したと思えるような光を放ってコーティングが成功したが…同時に力尽きて倒れた

シスターとイチナナに担架へ乗せられて自室のベットへ運ばれた



『うわぁぁぁあああん!ダーリン!わぁぁぁああん!』


『旦那様あああああああ!あああぁぁぁああん!』


『主、しっかりしてください!主いいいぃぃぃぃいいい!』


3人とも号泣状態、一時的に体力と魔法力の使いすぎで倒れただけだから

寝ていれば大丈夫だとシスターに言われてもベットから3人離れない。

気がついたら12時間ほど過ぎていた。



「やっぱり倒れたか、はっはっは」


『『『笑ってる場合じゃないわよ!』』』


目が怒ってるけど泣いている謎の状態だわ



『ダーリン、どれだけ心配したか…うわああああん!』


『旦那様、無茶しす…ぎ…で、うぁあぁああああん!』


『主はいつもそうやって…そうやって、あうあうああああん!』


全員がタックルしてきて号泣状態である



「みんな、心配かけてごめんね…まとめてお姫様を泣かせるとは自分も修行が足りん」


そう言うと全員がガバッと起き上がり顔をこちらに向けて一言



『『『このツケは、濃厚ぶっちゅ1人あたり5回分ですよ!』』』


「3人でユニゾンするんじゃねえええ!」


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