↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋する騎士  作者: 桜ありま
第二章 花冠が巻き起こしたのは
PR
13/44

07-Ⅱ





 サルキオス様かぁ……。


 ………………うん、サルキオス様にだよね。




 リーヴィはワイト団長から受け取った書類を大事に抱えながら、聖の騎士団院への道を足取りも重く進んでいた。


 ひじりの騎士団院は、王宮の傍。

 王宮に並立するように建てられていて、王宮からの急な呼び出しにも騎士たちがただちに馳せ参じられるように直通の門もある。

 それだけに警備も厳重で、身分証の提示よりも顔パスでなければ通れない場所だった。

 騎士数名が、使い走りをさせられる為に登録をする。

 リーヴィもその数少ないうちの一人で、お使いを頼まれることが多かった。


 王宮の警備と王の命令の為に常に控えているので、蒼、紅、緑の三騎士団とは違って、聖の騎士は別名王宮騎士団とも呼ばれている。





 ため息を何度ついただろうか?


 これが団長直々に頼まれた聖の騎士団関係の仕事でなければ、同期の騎士に頼むことも考えたかもしれない。残念な事に、道すがらそんな事を頼めそうな騎士は見当たらなかったけれど。

 サルキオス様に会う事は今のリーヴィにとっては本当に大変なことだった。



 あの話を聞いていなければ。

 ……こんな気持ちにならなかったのにな。



 「あの話」を聞いたからこそ、恥ずかしすぎて仕方ない気持ちに先ほどから支配されていたリーヴィだったのに、すぐにでもその元凶とも言える人物に会いに行かなければならなくなるなんて。

 いや、その話が無くても。

 ほとぼりが冷めるまで、数日は会いたくなかったけれど。


 そんな気持ちでぐるぐると頭の中で考えているうちに、顔が青くなったり赤くなったり、逃げ出したい気持ちでいっぱいになる。



 いや、もうサルキオス様はなんとも思ってないっていうか。

 私の顔なんて覚えてないだろうしっ!!


 そう自分に言い聞かせて、足が止まりそうになるのを誤魔化しつつ、先ほどの同僚ヒルデとの会話を頭の中から排除しようと、リーヴィは頭を振った。



 先ほどの会話というのは……。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。