あの世の階段登る~♪
過程を結構な勢いですっ飛ばした気がする・・・
いや、気のせいです。気にしないでくださいb
と、まぁそんなわけで・・・・・・
「やってきました、かいぎじょ〜」
「どこのやる気の無い温泉同好会さ」
いや、逆にどうやってやる気出せってんだ。
むしろ死ぬ気しか無いだろ。家庭教師に銃で撃たれる以上に死ぬ気だろ、コレ。
「うーっす、待たせてもたな」
相変わらず大人か子供か区別のつかない雰囲気で声をかけてきたクロマ。
ちなみに、俺がクロマを呼び捨てすることに関して誰も異議を唱える人はいなかった。
ライナは不満タラタラな目で睨み付けてきてたが、何も言わないところを見る限り、まずいことでも無いらしい。
「いえ、長く待った訳ではないので大丈夫です」
「そか?ライナがそう言うなら大丈夫やな」
なんてキッチリと返事するライナ対して陽気なことを呟きながら、なぜか不自然と俺に近づく。
やがて隣まで来ると「そ〜れ〜で〜?」と大げさに話しかけてくる。その対象はもちろん・・・・・・
「なかなかキマってるナリしてどうしたん・・・・・・ユウ?」
俺だ。
まあ、俺の服装が昨日とは明らかに違うから声をかけたくなるのも無理はないけど・・・・・・
「ちょっと、メリルさんの買い物に・・・・・・」
「ほぉ、ウチのギルドの中でもトップクラスの美人のメリルとデートとは、ユウも隅に置けんな〜」
「で、デート!?」
と、ニヤニヤしながら冷やかしてきたクロマに反応したのはなぜかライナだった。
「で、でででデートな訳無いじゃあり、ありませんかっ!あたしも居合わせてたんですからでで・・・・・・それは無いです。絶対無いです!」
口早にそしてドモりまくりながらまくし立てるライナ。
いつもクールな表情を(意地でも)崩さなかった彼女が珍しく動揺を隠す気配もなく慌ててる。
「お、落ち着けライナ。別にお前に言ってる訳じゃ――――――」
「黙りなさい社畜!」
「社畜!?」
俺がフォローしようとするとこの始末。
ってかコイツ、俺のこと社畜だと思ってたのかよ。社畜ナメんじゃねぇぞ?日本の社畜はこんな専業主夫紛いのことしないからな?
そう言い返してやろうとした直後、
会議場から爆発音が鳴り響いた。
「おっと、せやった。まずアレを何とかせにゃあな」
傷心なうの俺の隣でクロマが緊張感をはらんだ声でみんなに呼びかける。
「そんじゃライナ。この話はギルドでじっくり、な?」
「・・・・・・もう続けるつもりもありません。お姉ちゃん、行こ」
「あらあら、素直じゃないんだから。ではマスター、ユウをお願いしますね」
「おう、気をつけて行き」
生還を祈り合うように声を掛け合い、俺たち4人は大会議場へ二手に別れながら突入した。
え、マホ?論外に決まってるじゃん。
「真顔で言うな!」
「・・・・・・あ、そういえばクロマ」
「また無視かっ!!」
横で騒ぐマホを空気のようにスルーして、案内するように先導するクロマに声をかけた。
「なんやユウ?メリルとのデートコースでも教えてくれるんか?」
「そうじゃねえよ!」
思わず盛大に突っ込んでしまった。本当にマイペースなギルドマスターだ。
「死神のことについてそろそろ教えて欲しいんだよ」
「あぁ、そういえば自分に全く伝えておらんかったな」
ようやく事態の説明をする気になったのか、会議場の裏口付近で俺の顔を見る。
「単刀直入に言うとな、奴等の攻撃をどんなに少しでも喰らったら即死させられるんや」
「ヘェ〜」
あっさりと簡潔に説明するクロマに棒読みで頷く。 そうか、攻撃を喰らったら即死するのか。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ってワンキルぅぅぅうううううう!!!!????」
「あ、アホッ!声が――――――」
とんでもない説明に絶叫した直後、
死神が現れた。
「・・・・・・え、あ・・・・・・」
青黒いマント、フードの中から覗かせる頭蓋骨、巨大な鎌を振り上げたその姿はまさしく「死神」。
前に対峙した狼型のモンスターや樹木を模した巨人の比ではない。圧倒的な存在感、問答無用に「死」を確定させるその佇まいは文字通り神の領域。
それが視界に入った瞬間、俺の思考が勝手に結論付けた。
――――――ああ、こんなのに攻撃を喰らえば即死は当たり前だな。
俺の目でも見える程度の速度なのに、身体が全く動こうとしない。
頭の中が真っ白になる。
ただ、「即死」の 2文字だけが俺の辞書を支配して・・・・・・
鎌が降り下ろされた。
ハーイ主人公デッドエンド確定♪
これで最終回ですね、ではまたごきげんよう~
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あれ、全員反応ないけど大丈夫なの!?




