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五十六話

 

 彼は知らなかったが、見送っている死社会人隊は、第4派の投入部隊だった。

 第1から3派の死社会人隊は、十七地区の激戦地へと送り込まれていた。

 十七地区では、現在、ラブホ建設予定地内、駄菓子屋「mo56」付近、

 骨董品店「春野隠者」付近の3カ所が激戦地と化していた。




 特にその中でも、駄菓子屋「mo56」付近と骨董品店「春野隠者」付近の

 中型鬼獣「イントゥルーダー」、従来型鬼獣「ソルジャー」、猟犬型鬼獣

「インベイダー」で占められている鬼獣群との戦闘は凄惨を極めていた。

 バリケードを施した家で巧妙に偽装した機関銃座が、大規模な猛攻撃を仕掛けてくる鬼獣群に銃弾の嵐を叩きつけ、ありとあらゆる火力が叩き込まれている。

 数日前まで、砲撃や交戦などが一部制限されていたのが解除されたためか、

 それまでの鬱憤を晴らすため、それぞれの場所に展開している砲兵陣地などから

 数多の砲が雄叫びを発している。




 M777 155mm榴弾砲、M198 155mm榴弾砲、120mm迫撃砲、PzH2000自走榴弾砲、M109 155mm自走榴弾砲、カエサル 155mm自走榴弾砲、M110 203mm自走榴弾砲と言った自走榴弾砲が五百問以上が、繰り返し繰り返し鬼獣群に火力を浴びせている。

 ーーーーーいや、それらの火力混じって何か見慣れない兵器も存在していた。

 元の世界での戦史などは詳しくなく、学生の時に授業で教わった程度の知識しか

 ない彼が、それらを見ればその大きさに愕然とする事だろう。

 もし、知っていても、驚喜するか、それとも呆れるかのどちらかだ。




 それらは、第二次世界大戦末期のドイツが夢を見た軍事プロジェクト

「Eシリーズ」で計画されていた超兵器だ。

 彼がいた世界ではどれとしても生産も完成車体も無かった超兵器だが、この世界ではどうやら実用化され使用されている様だった。

 一つは、重量約1,000トン、全長35m、全幅14m、高さ11mという桁違いの

もので、「陸上戦艦」の異名を持ち、シャルンホルスト級戦艦の主砲塔である28cm 3連装砲を搭載した超兵器「Landkreuzer P1000」

 もう一つは、その超兵器を更に上回る超努級の超兵器だ。




 重量約1,500トン、全長42m、全幅18m、高さ7mである。搭載される大砲はドーラの80cm砲、その大きさから砲を旋回させることは出来ず自走砲として固定搭載を予定していたと言われる、超兵器「P1500 モンスター」である。

 それらの車体前面装甲には、ナチスドイツのシンボルマークの代わりに、3匹の

 ペンギンのマークが描がかれており、その超兵器を操作しているのは量産型

 アンドロイドオメガ800だ。

 ・・・・どうやら、マークと量産型アンドロイドオメガ800から判断する限り、

 この超兵器も露店商が売り出している商品の用だ。




 また、各地区から増援としてやってきた他地区住民と十七地区の住民、日本決死隊は数えるのが馬鹿馬鹿しいほどの迫撃砲を持ち込んでいる。

 それらの火力を他地区住民と十七地区の住民、日本決死隊の隊員は言語に絶する

 厳しい訓練を受けているためか、手慣れた様子で扱っている。

 扱っていない住民や日本決死隊の隊員は、手持ちの重火器類で狂信的なまでに

 徹底的な応戦を繰り返している。

 各部隊は当たり前の様に、鬼獣群の侵攻する時間を遅らせるため、再編成や

突破の条件を作るために犠牲となっている。

 各部隊が犠牲となり、より大きな戦果と部隊を救うという戦術は、「グランド・

 ゼロ」以降の人類側の闘い方だ。




 現に「戦車同好会」に所属する戦車隊は、襤褸雑巾となりながら後方へと

 撤退している。

 彼らの行く先は、数時間前に臨時出張所として開業している手野グループの

「戦車修理工場」だ。

 そこでは、戦車の他に装甲車や榴弾砲などのメンテナンスも行ってくれる。




駄菓子屋「mo56」 骨董品店「春野隠者」の名前は、

なろうで交流させて頂いている作者様の名前です。


許可してくださった、mo56先生、春野隠者先生

ありがとうございました

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