一〇九話
『戦術歩行戦闘機』を操る他地区の住民達は、自身を死地にさらし全てを失う覚悟で
現場にやってきた
可能な限り動員された『戦術歩行戦闘機』は相当数まわされてきていた
そこには日本国在日外国人義勇兵部隊――――別名『死社会人部隊』四個師団に相当する
兵力が随伴 していた
練度と質は若干日本国民義勇兵部隊――――別名『日本決死隊』より劣ってはいるが、
戦闘経験、規律、 そして何よりも鬼獣との血みどろの死闘にもめげない士気は
『日本決死隊』よりわずかに上回っている
脱線した列車を包囲する様に想定よりもはるかに数も多い鬼獣群と乱戦を繰り広げる先行組の
戦場に、雄たけびのような号令と共に後続の『戦術歩行戦闘機』と『死社会人部隊』四個師団が
が突入してきた
『死社会人部隊』の中には、パトリアAMV、ストライカー装甲車、FV103 スパルタンと言った
装甲兵員輸送車も無数に混じっている
後続の『死社会人部隊』が『戦術歩行戦闘機』の火力支援の元、『ソルジャー』で
占める鬼獣群を蹴散らしていく
『戦術歩行戦闘機』と分隊支援火器類で武装した『死社会人部隊』による猛射に怯む事無く
鬼獣群は 金切声を発しながら突進していく
『戦術歩行戦闘機』や『死社会人部隊』の装甲車には、やはり派手な塗装を行っていた
さらに、『戦術歩行戦闘機』からか、はたまた『死社会人部隊』の
装甲車からか大音量で有名アニメ曲を流している
しかも、何かヘビメタ風にアレンジしている様だった
「後続の連中は『死社会人部隊』かよ!?」
先行組で他地区からの増援として現場に到着して、弾切れしたFN SCARの弾倉を
入れ替えている男性住民が吠える様に告げる
「文句言うなぁ!!
周りで起きている修羅場を見て見ろよ!? こんなところに来る連中なんていないだろうが」
M27 IARの引き金を絞っている男性住民が、これも吠える様に応える
「文句なんて言っているか!!
増援が外国人だろうが日本人だろうがそんなの関係ねぇよ!!
肩を並べて闘ってくれりゃぁ、 それは戦友だ!!」




