一〇八話
『戦術歩行戦闘機』を含めた先陣が現場へと陸続と到着している頃、後続は道路を
突っ切る勢いで爆走していた
道路を爆走しているのは、車体に漫画・アニメ・ゲームなどに関連するキャラクターやメーカーのロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、派手な塗装を行った数百台のLAPV軽装甲車群だ
また上空には、こちらも最近のアニメや漫画などに関するキャラクターやメーカーの
ロゴをかたどった ステッカーを貼り付けたり、かなりド派手な塗装を行った
チヌーク HC.1が 飛翔していた
国防軍に所属している機体ではなく、全て一般市民が所有している車種やヘリだ
車内やヘリ内には、各地区からの応援として駆り出されている住民が緊迫した
表情を浮かべていた
だが、各車内やヘリ内ではそれぞれ音楽やラジオを無駄に流している
「まったく何とかならねえのかなぁ
こんなのって昨今のドラマでも見た事無い展開だぞ」
チヌーク HC.1に乗っている男性住民がガムを噛みながら、隣に座っている男性住民に告げた
「そんな事は鬼獣の糞ったれに言え
ほれそんな苦々しい表情じゃなくて、今流れている音楽の歌詞の様なスマイル浮かべてろよ」
隣に座っている男性住民が応えた
乗っているチヌーク HC.1内では、九十年初期のアニメ作品のオープニング曲が流れている
そんな曲に混じって無線からは、現場から引っ切り無しの悲鳴や応援を求める声が響いている
『(無理だ!! 火炎放射器は使えない!!
脱線列車内には、弾薬なんか積まれているんだ!!)』
『(取りこぼしは、後続の連中に任せるしかない!!
とにかく撃って撃って撃ちまくれ!!)』
『(大体なんでこんなに鬼獣がいるんだ!?
数が多いってレベルじゃねぇぞ!! あーーー糞糞糞!!
弾切れだぁ!! おい、この辺にコンビニはないかっ!!)」
『(五百メートル先にコンビニはあるが、この状況で品物があるかどうかは疑問だな!!)』
―――といった無線が引っ切り無しに流れている
その他にも衛生兵を求める声や悲鳴と怒声の声も混じっている
「どんなスマイルだよ?
それより現場は、やべぇ状況じゃないのか」
ガムを噛んでいる男性住民が呻く様に告げる
「何処もかしこもやべぇ状況さ
お、次もなかなかまた良い音楽の選曲だな」
隣に座っている男性住民が、流れている音楽に耳を傾けた
今回の話に出てきた音楽・・・
ラジオを聞きながら執筆していたら丁度流れてきたので(W




