怠け者
日本のソフィーの配信で、ドイツ軍の将軍ハンス・フォン・ゼークトの有名な4分類の話をしていた。私のInstagramにも流れてきたので、同じものを見たのだと思う。
有能な怠け者は、自分が動かなくてもいいように部下へ仕事を割り振るため、指揮官やリーダー向き。有能な働き者は、有能かつ努力もしてくれるので、参謀や補佐官向き。無能な怠け者は、従順なので命令どおり動く兵士向き。無能な働き者は最も危険で、排除対象という分類だ。
私は、この話を聞いた時、「私は有能な怠け者タイプなんだ」と思った。
いつも自称怠け者と言っているけれど、本当に私は怠け者なのだろうか。私自身は怠け者だと思っているけれど、実は「努力して結果が出なかったら、自分に能力がないと証明されてしまう」と思い、「怠けてやっていないから、できなくても仕方ない」という保険を無意識にかけているのではないか、という気もする。
テスト前によくいたでしょ。「俺、全然勉強してない。やばい」と言っていたのに、一番いい点を取るやつ。あれは、怠けているふりをしているようにも思える。私にも、あれと通じるところがあるのかなあ。
まあ、「俺、全然勉強してない」にも二つの意味合いがあるのかなと思う。
一つは、努力しなくてもできる天才と思われたいセルフプロデュース型。芸能人にも、そういう人はいる気がする。
もう一つは、先ほど述べた点数が悪かった時の保険。その保険も、他人に対して「勉強していないから仕方ない」と思ってもらうためなのかもしれないし、自分自身に対して「勉強していなかったからだ」と納得するための保険なのかもしれない。
とある日本で一番偏差値が高いと言われている大学を卒業し、数多くの難関資格も取得している有名な方が、「一日二時間しか勉強しない」と話されているそうだ。
本当に二時間しか勉強していない天才なのかもしれないし、それ以外の時間はいわゆる勉強という形は取っていなくても、常に考え続けたり、経験したことを結び付けたりしていて、本人は勉強とは思っていなくても、結果的に勉強になっているのかもしれない。
あるいは、先ほど述べたように、天才型と思われたいセルフプロデュースなのかもしれない。
結局、本人の頭の中は本人しかわからないけどね。
芸能人だけでなく、私みたいな素人配信者や一般の人でも、多かれ少なかれ、なりたい自分を演出している気がする。本来の自分とは少し違う、理想の自分を見せている人もいるはずだ。
そう考えると、私の「有能な怠け者タイプ」というのも、自分が演じている自分なのかもしれない。逆に、本当は有能な働き者タイプなのに、努力していないように見せることで、「有能な怠け者」という印象を持たれている可能性もある。
この4分類は、自分で決めるものではなく、本来は組織や上司が人をどう評価し、どう配置するかで使用するものなのだろう。そうなると、分類されるのは自己評価ではなく、他者評価になる。
そう考えると、自分では有能な怠け者と思っていても、周りからは有能な働き者と思われているかもしれない。怠け者の演技がうますぎて、ばれていない可能性もあるけどね。
結局、自分がどのタイプなのかは、自分ではわからないのかもしれない。
ソフィーが4分類の話をしていた時、リスナーのポコさんが「私は無能な働き者だ……」とコメントしていたが、私は、それは違うと思っている。
ここでいう「無能なのに頑張る人」は、自分一人でコツコツ努力する人のことを指しているのではないと思う。
空気が読めず、判断力もないくせに、「自分も頑張っているんだから、みんなも頑張ろう」と周囲を巻き込み、組織全体に悪影響を与えてしまう人のことを指しているのではないかなと私は思う。
こんなことをソフィーの配信を聴きながら、私が異世界配信していたので、JINさんに聞いてみた。
「JINさんは、自分がどのタイプだと思いますか?」
**JIN:「私と同じ仕事をしている者は、いないのです。私しかおりませんので、本来分類する必要はないんですよね……(笑)
ですが、あえて分類するとしたらですねえ……。私は自分の世界を見守るだけの仕事ですので、能力のない怠け者タイプになりますかねえ。
能力のある怠け者の方に従順に言うことを聞いて頑張れるタイプだと思います。」
異世界の神は、能力のある怠け者(理美)に「推しのあなたのために従順に言うことを聞きます」と、下僕になりたいアピールをしているようだが、理美には気づかれていないのであった……(笑)
理美も作者も持論を語るのが好きです(笑)
会社の上司だったら、部下に飲みの席で持論を延々と聞かせるパワハラもできるのでしょうが、私は会社の上司ではありません。
なので、配信でリスナーさんに持論を聞いてもらっています。
……これって、パワハラでしょうか?(笑)




