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倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~  作者: 乃神レンガ
第十四章

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498 Re:シルダートのダンジョン ⑪

 前話にて、紫黒の指輪の存在を完全に忘れていました。紫黒の指輪には即死無効があります。


 なので、紫黒の指輪を装備していたことを思い出す描写を付け足しておきました。


 ゲヘナデモクレスの気分で消える可能性があるので、即死対策の予備が欲しかった感じにしています。


 話の展開や装備品などに、大きな変化はありません。

 <m(__)m>


 2026/5/4

「アレは……まさか」

「ガァ、でっかぁい」

「にゃぁん」


 二本の分厚いハサミに、三本ずつ計六本の足。甲殻(こうかく)に包まれたそれは、正しく(かに)だった。茶色く巨大である。


 足を広げた大きさは、優に10mを超えるだろう。


 また背中の甲羅には、無数のトゲが生えていた。


 以前荒廃する前の地球には、バスという乗り物があったらしい。


 地球にいた頃データで確認したことがあるが、同じくらいの大きさだ。


 嵐属性の魔王の元へ旅立ったグインと、大きさは近いかもしれない。


 これまで全く気配が無かったのに、突然現れたな。何か条件を満たすと現れるモンスターなのだろう。


 そう思いながらも、俺はいつも通り超鑑定を飛ばす。



 種族:キングマッドクラブ

 種族特性

(カニ)の王】【地属性適性】

【地属性耐性(中)】【泥弾】

【マッドウォール】【硬化】

【威圧】【気配感知】【再生】

【体力上昇(中)】【魔力上昇(小)】

【身体操作上昇(小)】


 エクストラ

【シークレットモンスター】


 スキル

(つち)適性】【サークルスマッシュ】

【ハイパワーラッシュ】【物魔耐性(中)】

【精神耐性(中)】【状態異常耐性(大)】


 ◆


 名称:(カニ)の王

 効果

 ・自身よりも下位の蟹系モンスターを支配し、全能力強化(中)を付与する。

 ・このスキルには以下の効果が内包される。

【水属性適性】【水属性耐性(中)】

(ハサミ)強化(大)】【シザーハンマー】

【ウォーターランス】【バブルボム】

【自切再生】【眷属召喚】【軍団指揮】


 ◆


 名称:シークレットモンスター

 効果

 ・通常個体よりも生命力や魔力、身体能力が大幅に上昇する。

 ・一切の行動を不可能にする代わりに、自身の存在そのものを秘匿(ひとく)する。

 ・即死効果が無効になる。



 これは、間違いなくAランクモンスターだ。それもボスクラスのステータスをしている。


 シークレットモンスターも、初めて見た。このエクストラスキルによって、存在を隠していたのか。


 俺の絶隠密を見破ったアンクでも、見つけられなかった。強力な効果なのは間違いない。


 隠し通せたのは、一切の行動を不可能にするというデメリットがあるからだろう。


 あとは、ダンジョン自体が秘匿(ひとく)していたのが重なったと思われる。


 条件を満たせば、こうして現れるようにしていたようだ。


 その条件自体は不明だが、何となく俺がモンスターを狩り過ぎたことに関係している気がした。


 巣を三つも破壊したからだろうか?


 どちらにしても、新たなダンジョンの秘密を知れたのは嬉しい。


 ボスクラスのモンスターが、実質最下層に現れた。


 これはダンジョンの奥が封印されていることに、関係しているかもしれない。


 ダンジョンボスと戦えなくて残念に思っていたが、こうした代役が現れるのなら話は別だ。


 なによりダンジョンボスと違って、カード化してもダンジョンが崩壊しない気がした。


 これは超直感で伝わってきたことなので、信(ぴょう)性が高い。俺は超直感を信じている。


「面白くなってきたな」

「にゃぁん」

「ガァ、てんあげー!」

 

 しかし一つ問題があるとすれば、あの巨大な蟹が旨そうだということだろう。


 カード化すれば、食べても胃の中で消える。以前マッドクラブで試した時に、空虚(くうきょ)な気持ちになった。


 味は知ることができるが、それだけだ。


 問題なく食べられるアプル生成や、樹液生成のスキルが例外なのである。


 けどいくら旨そうだからとはいえ、キングマッドクラブをカード化しないという選択は無い。


 残念だが、後で味だけ確かめて我慢するしかないか。


 俺は苦渋の選択をして、キングマッドクラブをカード化することを決める。


「ギシャー!!」


 するとそうしている間に、キングマッドクラブが眷属召喚を発動した。


 次々に、キングマッドクラブと似たような蟹が現れる。大きさは半分くらいだ。


 

 種族:ラージマッドクラブ

 種族特性

【地属性適性】【地属性耐性(中)】

【泥弾】【硬化】【自切再生】

【鋏強化(中)】【体力上昇(小)】

【シザーハンマー】



 このダンジョンではまだ出会っていない、Cランクのモンスターだった。


 マッドクラブ系の上位種なら、途中で遭遇していてもおかしくはない。


 階層的に、六階層目で見かけてもよかったはずだが……見逃したか?


 流石にアンクもそこにいるモンスターの種類までは判別できないし、可能性はある。


 なにより、階層内の全てを回ったわけではなかった。


 もしかしたら他にも見逃しているモンスターがいるかもな。キングマッドクラブを倒したら、一度ソウクに訊いてみるか。


 最初に存在するモンスターを訊くのは止めたが、攻略後に訊くのなら問題ないだろう。


 訊かずに見逃して、何らかの理由で後から知った方が後悔する。


 そう思いつつ、俺はこちらに向かってくるラージマッドクラブたちに対抗するため、モンスターを召喚した。


「出てこい」

「ぎょぎょ!」

「ぎょっ!」

「ぎょぎょう!」


 召喚したのは、ハイサハギンたちだ。



 種族:ハイサハギン

 種族特性

【水属性適性】【ウォーターショット】

【槍適性】【スピア】【連撃】

【スローイングスピア】

【技量上昇(小)】



 能力的には、ラージマッドクラブに負けていた。なのでこちらは数で攻める。


 数十匹のラージマッドクラブに対して、三百体のハイサハギンを突撃させた。


「ギギ!」

「ぎょぇ!」

「ぎょぎょ!」

「ギィ!?」

「ぎょヴぁっ!?」

「ギギッ!」


 ふむ。思った以上に押されているな。


 ぶつかり合うラージマッドクラブとハイサハギンの戦いは、前者に分があった。


 理由は元々の性能差もあるが、キングマッドクラブの(カニ)の王によって、全能力強化(中)が付与されているからだ。


 元々Cランクの中でも、その力は上位だろう。今のラージマッドクラブは実質、Bランクに匹敵している。


 加えて沼地とはいえ水の中でなければ、ハイサハギンの力が発揮できないというのもあった。


 泥が多く太ももまでに満たない深さでは、だめということだろう。


 まあハイサハギンたちについては、時間稼ぎができていればそれでいい。数は多いので、しばらくは大丈夫だ。


 さて、向こうも様子見をしているが、動くのも時間の問題になる。そろそろ、どうやって倒すか考えよう。


 ぶっちゃけ、俺たちが突っ込めば倒すのは容易だ。Aランクとはいえ、苦戦することはない。


 だが、それでは面白くはなかった。


 よし、ならここは、サンに任せよう。Bランクだが、聖剣アルフィオンを持つなら十分勝てる。


 相手もボスクラスだし、良い経験になるはずだ。


 そう判断を下すと、俺はサンを召喚する。


「サン、出てこい」

「ギギギ!」


 俺の声と共に、二足歩行の人型ドラゴンスケルトンが現れた。サンである。


 

 種族:サン・ドラゴンスパルトイ・ウィンドソードマン(サン)

 種族特性

風竜牙兵(ふうりゅうがへい)】【陽光師(ようこうし)

【剣適性】【スラッシュ】【連撃】

【サークルスラッシュ】【飛行】

【生命探知】【技量上昇(小)】

【使徒】


 エクストラ

【フュージョンモンスター】

【聖属性適性】【双剣適性】


 スキル

【セイント】【セイントヒール】

【双撃】【気配感知】【斬撃強化(小)】

【身体操作上昇(小)】【精神耐性(小)】

【自然魔力回復量上昇(小)】


 称号

【ジンジフレの加護(使徒)】


 装備

 ・種族由来の大剣

 ・聖剣アルフィオン


 ◆


 名称:風竜牙兵(ふうりゅうがへい)

 効果

 ・このスキルには以下の効果が内包される。

【風闇属性適性】【風闇属性耐性(小)】

【シャドーネイル】【ウィンドカッター】

【爪強化(小)】【あぎと強化(小)】

【身体能力上昇(中)】【物理耐性(小)】

【威圧】


 ◆


 名称:陽光師(ようこうし)

 効果

 ・日照時に自身の基礎能力を上昇する。

 ・日照時に光属性の効果を増加させる。

 ・日照時に消費魔力が減少する。

 ・このスキルには以下の効果が内包される。

【光属性適性】【光属性耐性(小)】

【陽光再生】【ライトアロー】

【ライトバリア】【ライトレーザー】

【魔法制御】【魔力上昇(小)】


 ◆


 名称:聖剣アルフィオン

 説明

 ・全ての攻撃に任意で光聖属性を付与する。

 ・光聖属性の効果を小上昇させる。

 ・闇冥属性に与えるダメージが小上昇する。

 ・持ち主のあらゆる能力を中上昇させる。

 ・一日に三回だけ、無条件で攻撃系スキルの威力を三倍にする。

 ・この聖剣はサンにしか使用できず、念じると手元に戻ってくる。

 ・この聖剣は、聖属性適性が無ければ使用できない。

 ・この聖剣は、時間と共に修復される。

 ・この聖剣は持ち主と共に成長し、以下のスキルを内包している。

【スラッシュ】【サークルスラッシュ】

【ハイスラッシュ】【ショットスラッシュ】

【バーストスラッシュ】【再生妨害】

【サイズ変更】【邪偽(じゃぎ)退散】



 改めてサンの能力を見ると、普通に勝てそうな気がしてきた。いや、聖剣が強すぎる。


「サン、聖剣無しであの巨大な蟹を倒してこい。それまでは預かっておく」

「ギギ!」


 俺の言葉にサンは頷くと、聖剣を陸地に刺した。そしてキングマッドクラブに向かって走っていく。


 俺は念のためストレージに聖剣を収納すると、やる気十分のサンを見て観戦モードになった。


「戦うのにちょうど良い相手がいないというのも、少し問題だな」

「ガァ、あーしも戦いたかった」

「にゃぁ……」


 Sランクモンスターは伝説の存在だ。遭遇することは、めったにない。


 何だか暇を持て余していた赤い煙の気持ちが、少しわかった気がした。


 強くなりすぎるというのも、考えものである。


 そんなことを思いながら、俺たちはサンの戦闘を見守るのだった。

※キングマッドクラブの見た目は、タラバガニです。

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