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倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~  作者: 乃神レンガ
第十四章

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495 Re:シルダートのダンジョン ⑧


 七階層目は、草原エリアだ。


 焚火(たきび)の痕跡はあるが、冒険者の姿はない。


 俺はアンクを偵察に出して、レフと進み始める。


 道中には罠もあるが、それらはアンクに教えてもらい回避した。


 槍の敷き詰められた落とし穴や、踏むと爆発する罠などがある。六階層目と違って、殺意が高い。


 そして深層階層では冒険者も少ないからか、モンスターとも早々に遭遇する。


「ごっぶ!」

「ゴブブ」

「ごぶあっ!」


 現れたのは、ホブゴブリンたちを率いたエリートゴブリンだった。


 エリートゴブリンを見つけたのは、初めてだ。ホブンの進化ルートで、一度なっているモンスターである。


 とりあえず、鑑定してみよう。



 種族:エリートゴブリン

 種族特性

【無属性適性】【悪食】【病気耐性(小)】

【他種族交配】【腕力上昇(小)】

【技量上昇(小)】


 

 ふむ。以前は気にしていなかったが、無属性適性を持っているのに、無属性魔法を所持していない。


 これでは、宝の持ち腐れだ。Cランクモンスターではあるものの、このままでは弱い。


 俺はエリートゴブリンに対して、Dランクに近いCランクという評価を下す。


 ただテイムなどされて、誰かに育てられれば伸びるはずだ。無属性適性を持っているだけで、将来性はある。


 ここはホブンの進化素材にもなるし、枚数制限せずにカード化しよう。


「いけ、レフ!」

「にゃぁ!」

「ごぶぁ!?」


 そしてエリートゴブリンとホブゴブリンたちを倒し、難なくカード化した。


 ふむ。まあこんなものか。それとこの階層では、四階層目の上位種が出てくる予感がする。


 だとすれば、残りのモンスターも似たようなものだろう。


 俺がそう考えながら進むと、案の定予感が的中した。


「ぐるうぅ!」

「わぉん!」

「ヴァウ!」


 次に現れたのは、ハイグレイウルフたちを率いたグレートウルフである。


 ベックたちが使役していたモンスターと、同じ種類のものだ。


 なので既に鑑定はしているが、念のためにここでもしておく。



 種族:グレートウルフ

 種族特性

【疾走】【身軽】【集団行動】

【嗅覚上昇(中)】【(あぎと)強化(中)】

【脚力強化(小)】【身体能力上昇(小)】



 種族特性は、ベックたちのグレートウルフと遜色(そんしょく)はない。


 属性魔法や武器系スキルを使えない代わりに、身体能力がとても高いモンスターだ。


 馬のように大きな灰色の狼なので、迫力もある。


 また集団で狩をする場合、ランク以上の力を発揮するモンスターだ。


 先ほどのエリートゴブリンたちよりも、こちらの方が強敵である。


 けど俺にとっては、五十歩百歩だった。


「レフいけ!」

「にゃぁ!」

「グルゥ!?」


 Sランクモンスターであるレフに襲われれば、Cランクモンスターではひとたまりもない。


 もはやテンプレ染みた光景だが、レフによってグレートウルフとハイグレイウルフたちは瞬殺された。


 当然カード化もしておく。何気にグレートウルフは欲しかったので、嬉しい。


 さて、グレートウルフが出たということは、残るモンスターも上位種になっているはずだ。


 するとちょうど上空で、アンクが敵を発見する。


「なんか来るしっ」

「シューッ!」

「シュー」

「シュシュー」


 繋がりからアンクの視界を覗き見ると、頭部の禿()げたハゲワシがいた。


 翼の端から端まで、およそ3mはありそうだ。またくちばしは赤く、槍のように長い。


 俺はアンクに鑑定を使わせることで、そのステータスを確認した。



 種族:スピアヴァルチャー

 種族特性

【腐肉感知】【高速飛行】【槍適性】

【スピア】【パワートラスト】【悪食】

【鷹の目】【(くちばし)強化(中)】



 スピアバードの上位種に、間違いないだろう。Cランクのモンスターだ。


 また見た限りスピアバードはおらず、全てスピアヴァルチャーだった。


 槍のようなくちばしで、アンクを突き刺そうと狙っている。


「アンク、倒して持ってきてくれ」

「おけまるー!」


 ここから距離は離れているが、繋がりから問題なくお互いの声が届いた。


「シュー!?」

「シュッ!」

「シュシュッ」


 まるでヘビのような鳴き声のスピアヴァルチャーを、アンクは次々に撃破していく。


 加えて死魂霊鳥に内包されている魂奪と魂庫、あとは盗賊の極意にあるアイテムボックスを使った。


 これにより魂と肉体、その両方をアンクは確保する。


 そうしてスピアヴァルチャーを全て倒し切ると、アンクは俺の元へと戻ってきた。


「だーりん。倒した!」

「よくやった。早速出してくれ」

「おけまるー!」


 そしてスピアヴァルチャーの魂と肉体を出してもらうと、早速俺はカード化を発動する。


「よし、問題なくカード化できたな」

「にゃんにゃ!」


 本来距離があり過ぎるとカード化できないが、こうして魂と肉体の両方を運んでもらえれば、問題ない。


 アンクはカード集めでも、実は役に立つのだ。


 なのでこれからは機会があれば、アンクにもカード集めを手伝ってもらおう。


 それから俺たちは探索を続け、七階層目のモンスターも出そろった。


 

 7F:草原エリア

 ・ホブゴブリン(D)

 ・ハイグレイウルフ(D)

 ・グレートウルフ(C)

 ・エリートゴブリン(C)

 ・スピアヴァルチャー(C)



 現れたのは、四階層目のモンスターの上位種で間違いない。純粋に難易度が上がっている。


 この階層では、冒険者の数も目に見えて少なかった。


 戻るのも大変だし、難易度も考慮して素材の旨味が割に合わないのだろう。


 それもあってモンスターも多く、いくつかの巨大な巣が見つかった。


 本来手出しせずにスルーするのが普通なのだろうが、俺は違う。


 ある意味これは、ボーナスタイムだ。俺は迷わず突撃する。


 結果として更なる上位種はいなかったが、エリートゴブリンとグレートウルフをそれなりにカード化できた。


 スピアヴァルチャーに至っては、十分なほど手に入れている。


 また巣を壊滅させると、宝箱があらわれた。どうやら巣は罠扱いだったらしい。


 内容は、それぞれこうなった。



 名称:エリートの証

 説明

 ・装備者の腕力・速度・技量を小増加させる。

 ・装備者の体力と魔力の自然回復量を小増加させる。

 ・この腕輪は装備者のサイズに調整される。

 ・この腕輪は時間経過と共に修復されていく。


 ◆


 名称:軍団行動のスキルオーブ

 説明

 適性があれば使用することで、軍団行動のスキルが習得できる。


 ◆


 名称:パワートラストのスキルオーブ

 説明

 適性があれば使用することで、パワートラストのスキルが習得できる。



 スキルオーブはともかく、エリートの証は嬉しい。


 見た目は銀色をした腕輪で、中央には赤い宝石のような物が埋め込まれている。


 この機会に、腕輪の装備と入れ替えよう。


 何だかんだで俺は未だに、店売りのスピードバングルとテクニカルバングルを装備していた。



 名称:スピードバングル

 説明

 ・装備中に限り、装備者の速度を小増加させる。


 名称:テクニカルバングル

 説明

 ・装備中に限り、装備者の技量を小増加させる。



 正直俺には、あってもなくても大差がない。まあ多少は意味があるので、装備し続けていた。


 俺は適当にスピードバングルを右腕から外し、代わりにエリートの証を装備する。


 サイズも自動で調整されたので、ピッタリだ。


 その後は無事に階段も見つけ、この階層で手に入れたカードも以下の通りになる。


 

 ・ホブゴブリン 138枚

(既存と合わせて148枚)

 ・ハイグレイウルフ 90枚

(既存と合わせて100枚)


 ・グレートウルフ 30枚

 ・エリートゴブリン 34枚

 ・スピアヴァルチャー 100枚



 ゴブリン系以外は、数を切りよく揃えた。満足いく結果だ。


 巣にモンスターが大量にいたことで、一度でこれだけ集められた。


 なによりスピアヴァルチャーという、飛行モンスターを補充できたのは大きい。


 アサシンクロウとは違って体も大きく目立つが、直接戦闘部隊として役に立つ。


 順調に、所持カードの戦力が増えた。


 俺はこの結果に満足して、この階層の階段へと進む。


 次は、八階層目だ。


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