表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~  作者: 乃神レンガ
第十二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

499/575

436 セマカのダンジョン ③


 現在既に、アクアタートルも10枚ほどカード化している。


 第三階層目もこれまでと同様に、道なりに進んでいたところ次の階層への階段を発見した。


 やはりこのダンジョンは、できたばかりで単純な構造になっているのかもしれない。


 そうして俺たちは第四層目へと、足を踏み入れた。


 景色は相変わらず、鍾乳洞と地底湖のダンジョンである。


 ただこの第四階層目の次、第五階層目が、そのままボスのいる部屋になっているらしい。


 事前にブッチ代官から、ダンジョンについてある程度の情報を得ていた。


 故にある意味この第四階層目が、狩場として機能する最終階層なのである。


 ここに来る冒険者は、かなり少ない。セマカの町の規模では、上位冒険者はあまりいないようだ。


 加えて今日は偶然にも、一人もいないようだった。おそらくハンスに呼ばれて、あの場にほとんどの上位冒険者たちが集まっていたのだろう。


 流石にあんなことがあっては、ダンジョンの第四階層目まで繰り出す者はいなかったようである。


 またこれまでは、ハンスやその親衛隊もこの場所に来ていたらしい。


 だがそんな親衛隊はサーヴァントを失い、ハンスはこの世から消えた。なのでこれからは、この階層はよりいっそう、人が少なくなるだろう。


 そんなことを思いながらレフとリーフェを連れて、第四階層目を進む。


 道は狭く、階層の大部分が地底湖になっている。地底湖を覗けば、とても深いように見えた。


「ん? 敵が来るようだ」

「てき~? やっちゃうよ~!」

「にゃぁん!」


 すると地底湖から何かが近づいて来ていることを感じ取り、俺はそう呟く。


 リーフェとレフは、それに対してやる気を(みなぎ)らせた。


「ギョギョっ!!」

「ギョエ!」

「ギョッ!」

「ギョッギョ!」


 そして道の前後を塞ぐように、地底湖からモンスターが複数飛び出してくる。


 見た目は赤色のサハギンであり、手に持っている槍は持ち手の部分も鉄のようだった。試合で見た、ハイサハギンそのものである。


 俺はこれまでと同じように、鑑定を飛ばす。

 


 種族:ハイサハギン

 種族特性

【水属性適性】【ウォーターショット】

【槍適性】【スピア】【連撃】

【スローイングスピア】

【技量上昇(小)】



 サハギンの上位種であるので、種族特性のスキル構成は似通っている。


 Cランクではあるが、Dランクのサハギンと比べて格段に強くなっているという感じはしない。


 ただサハギンとは違い、地上でも全く問題なく活動ができるみたいである。弱体化している雰囲気もなかった。


「ガメ」

「ガメメ!」


 するとそこへ遅れる形で、巨大な緑亀のモンスターが俺たちとハイサハギンの間にそれぞれ現れる。


 こいつも試合で見たモンスターであり、キングを乗せていたシールドタートルだった。



 種族:シールドタートル

 種族特性

【水属性適性】【水属性耐性(小)】

【ウォータショット】【盾適性】

【ガード】【シールドシェル】

【物理耐性(小)】



 鑑定してみると、やはりシールドシェルという珍しいスキルを所持している。


 ふむ。確かシールドシェルは、甲羅(こうら)の硬度を上げると同時に、その硬度と同様のバリアーを円形状で展開するスキルだったな。


 円の中にいれば、その味方を守ることも可能だ。また円の中から外への攻撃は、普通にすり抜けていた。かなり有用なスキルである。


 Cランクだし、ここはハイサハギンと合わせて、多めにカード化しておきたい。


「ぎょ」

「ぎょぎょ」

「ぎょー」

「ぎょ?」

「ぎょぎょぎょ!」


 そんな事を考えていると、地底湖からサハギンとリトルサハギンが顔を出して、こちらを見つめていた。


 その数は多く、ぱっと見では数十匹を優に超える。


「わ~たくさんいる~!」

「にゃぁ」


 何でこんなに多いんだ? 今日は冒険者が他にいないからか? それともモンスターが一度に襲ってくる、モンスターハウス的な通路だったのだろうか?


 まあどちらにしても、とりあえず片付けよう。


「リーフェは前方、レフは後方を任せる」

「まっかせて~!」

「にゃにゃん!」


 そう命じると待ってましたとばかりに、レフとリーフェは向かっていった。


 さて俺は、地底湖のザコ共を片付けよう。そうだな。ちょうどいいし、ここはこの配下たちに任せるか。


「出てこい、ゾンビシャークたち!」

「「「シャァア!!」」」

「「「!?」」」


 俺が召喚したのは、ホオジロザメに似たCランクのアンデッドモンスター。ゾンビシャークである。



 種族:ゾンビシャーク

 種族特性

【生命探知】【闇水属性適性】

【闇水属性耐性(小)】【血液探知】

【シャドーファング】【悪食】

(あぎと)強化(中)】【身体能力上昇(中)】



 それを三十体ほど、地底湖へと解き放った。結果として地底湖では、大混乱が巻き起こる。


「ギョァア!!!」

「ぎょぎょぎょぎょー!!!」

「ギョェーッ!?」

「ぎょぎゃぁーー!!」


 サハギンとリトルサハギンたちは、必死に逃走を試みた。しかし泳ぐ速さは、ゾンビシャークの方が上のようである。


 瞬く間に追いつかれて、鋭いギザギザの歯が無数に並ぶ巨大な(あぎと)に、襲われていった。


 周囲の地底湖は、どんどん赤く染まっていく。まさに、ホラーそのものだった。


「えいえ~い!」

「ガメッ!?」

「ギョェ!!」


「にゃにゃん!」

「ガメガッ!」

「ギョヴァヴァ!?」


 するとその間に、リーフェとレフも敵を倒したようである。


 まあ、リーフェはAランクだし、レフにいたってはSランクだ。当然の結果だろう。


 そうして周囲の倒したモンスターをカード化しつつ、俺はふとあることを思いついた。


「他に人はいないみたいだし、ここは大胆に行くか。出てこい!」

「シャァアー!」

「シューッ」

「グオ!」


 そう言って俺が召喚したのは、以下の通りである。


 ・ゾンビシャーク 20

 ・ビックボーンクレイフィッシュ 100

 ・ゾンビアリゲーター 200



 種族:ビックボーンクレイフィッシュ

 種族特性

【生命探知】【闇属性適性】

【闇属性耐性(小)】【シャドーニードル】

【鋏強化(中)】【物理耐性(小)】


 種族:ゾンビアリゲーター

 種族特性

【生命探知】【闇水属性適性】

【闇水属性耐性(小)】【毒牙】

【シャドーネイル】【(あぎと)強化(中)】

【身体能力上昇(小)】



 どれもCランクモンスターであり、水の中で活動可能な存在である。


 ゾンビシャークは先ほど召喚していなかった残りであり、メインは後の二種類という感じだ。


 ビックボーンクレイフィッシュは、巨大なザリガニのアンデッド。ゾンビアリゲーターは、名称通りワニのアンデッドである。


 先ほどのゾンビシャークと合わせて、実に350体もの数になった。


 そしてアンデッド系は、ちょっとのダメージでは倒れない。たとえ同じCランクのハイサハギンとシールドタートルでも、一対一では苦戦するだろう。


 なおかつ俺の配下なので、当然俺からのバフを受けている。


 やはり元帥とカード召喚術は、とても相性が良い。


 そうして召喚したアンデッドたちが、ダンジョンの第四階層目を蹂躙(じゅうりん)し始めた。


「あ~、ずる~い! 私もやる~!」

「にゃにゃにゃん!」

「ああ、わかった。行ってこい」


 するとリーフェとレフもそう言ってソワソワし始めたので、許可を出して送り出す。


 現状人の気配をこの階層で感じないので、大丈夫だろう。仮にもしいたら、口止めのために少しお話しすることになるかもしれないが。


「ぎょぇーーー!!!」

「がめぇぇええーー!!」


 そして辺り一面からは、サハギン系とシールドタートルの悲鳴が、こうして無慈悲にも響き渡るのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ