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捜索編1




蓮也が四上会議から戻ってきて半日、未だにヒナは帰って来ていない



蓮也以外誰もいない部屋に蓮也のスマホの電話音が鳴り響く

「もしもし…ああ分かった、今から合流する」

今武尊や綾子、烈斗、葛葉に仁也の仲がいい人たちが手あたり次第にヒナを捜索してくれていた


「俺がくよくよしてちゃだめか」

蓮也は荷物をまとめ家を出る



「蓮也、こっちこっち!」

集合場所に行くと武尊が手を振ってきた

「すまん遅くなった」

「いやいいよ、これから二人一組で探すことになって、仁也は彼女がいるし君のお父さんは後で学園長と合流するっていうし綾子は僕と組みたがらないしってわけで君を呼んだんだけど、悪いね落ち込んでるところ」

武尊は少し気まずそうな顔をした

「まだヒナがいなくなった理由もわかってない、落ち込んでいられないよ」

「そうだね」

そう言って二人は駆け出した



「あと少しすると学園長たちのところが監視カメラのチェックに入るらしいから多分そこで何かしらわかると思うよ」

「光太郎も協力してくれるのか、心強いな」

「学園長は君たち二人が好きだからね」

武尊は冗談交じり声色で笑った



捜索から数十分近くたったころ烈斗から蓮也に連絡が入った

「お、カメラのチェックが終わったらしい、移動しよう」

「了解、ここで分かるといいけどね」

「大丈夫、親父は家のカメラも調べたって言ってるから何か情報はあるはず」

しかし、情報によっては必ず進展があるとは言えない

だから蓮也は祈ることしかできない、そのことが何より嫌だった



烈斗の連絡から十五分後蓮也の家には仁也に葛葉、真由美に綾子、烈斗に光太郎

かなり心強いメンバーが集まっていた


「色々説明する前にこの映像を見てほしい」

そういったのは烈斗、その言葉に続くように大画面のディスプレイにこの家の玄関の映像が流れ始めた


再生された映像に最初に出てきたのは黒いスーツ姿の男二人

そして、その後に出てきたのはヒナ、音声はないが何かしゃべっている様子だった

するとその時男二人がヒナを車に乗せる様子が映像として残っていた



「これはどういうことだ?」

最初に疑問を口にしたのは仁也だった

「これだけじゃ目的も何も分からないな」

仁也に続いて武尊もそのようなことを言った

しかしその時真由美があることに気付く

「このスーツって…」

この言葉に蓮也はあるシーンが頭をよぎる


四上会議に行ったとき蓮也を見て走って入り口や部屋に入っていった組合の社員の記憶が


「このスーツ組合の連中の物じゃないか?」




久しぶりの更新です

ようやく本編が進みます。

すこし区切りどころが悪く短くなってしまう話や

今までより少し長くなっている話もあります。

また今年もこの作品をよろしくお願いします。

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