四上会議、急
「それでは会議を開始します」
広い会議室には大きい机に座る四人とスクリーンの前に立つ一人の男性の五人
(かなりの少人数でやるんだな)
蓮也は初めての会議に分からないことばかりだった
「前回の現当主様会議でほとんどのことが片付いてしまったので今回は一点だけお話をします」
男はスクリーンにあるグラフを表示する
「これはここ数か月の呪物の出現率と場所そして呪物のクラスをグラフ化したものです」
男は少し気味悪く笑ってから続ける
「お三方は当然のように知っていると思いますが一人わからない方がいると思いますので説明をさせていただきます」
男は蓮也のことを嘲笑うように見てから説明を始める
「呪物は S,A,B,C,に分けられます。Cは現状の呪霊師はほとんど負けることはありません、どこかの無能はわかりませんが」
また男は蓮也を不気味な顔で見る
(運転手が言ってた気をつけろってこのことだったか)
流石に大勢に冷たい目で見られるのは慣れていなかった蓮也だが一人に何か言われることは慣れていた
「そしてB,一体だけであればそこまでの脅威ではありませんが集団でいることが多いので気を抜くと足元をすくわれる可能性もあります」
いちいち蓮也に突っかかってくる男に綾子や真由美は苛立ちを隠せないでいた
そんな彼女らに気付く様子の無い男は説明を続ける
「Aクラスですが現状確認できている中で最強の呪物です、奴ら一体に我々の部隊、一中隊が一日かけて討伐するレベルです、上家の方々なら数時間で討伐可能かと思われます。そして最後のSですが、これは確実なデータではありません、前線から戻ってきた何人かの人間がA以上の呪物を見たと言っており正確な供述ではありませんがもし本当にSランクが存在しているのならば上家の方々でも犠牲は確実と言っても過言ではないと言わざる負えません」
男は少し言いずらそうに言う
「まあそうですね」
真由美は男の言葉に肯定で返した
「Aランクでも前の討伐では犠牲が出ましたからね、それ以上となると被害も大きくなるに決まっています」
「ねえ蓮也、君はSランクの存在をどう見る?」
隣に座っている武尊が小声で話しかけてくる
「そうだな、俺はいると思うぞ」
「へぇ、そう思う理由は?」
「まだどうやって呪物が発生しているかが分からないから何とも言えないが、生物と同じ原理なら進化するのは当然だと思うぞ」
「なるほど、さすがだね」
武尊はニヤニヤしながら蓮也の肩を叩いた




