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武尊




僕は、負けたことがなかった

けど、自分を強いと思ったことはあまりなかった

勝つことは嬉しいし、強くなりたいって気持ちも大きい、だから僕は努力を続けた、そうすると結果も自ずとついてきた、それが嬉しかったし誇らしかった



…けどいつからか満足いかなくなってきていた




呪物を殺して、殺して、殺す


自分が殺されないように、未来のため、やむを得ない行動

僕はそう思っていた

けど、周りは違った

自分の名誉のため、家のため、そればっかりだった

それが嫌になった

そして、僕は



取り戻せない過ちを犯した



それからの生活は覚えてない、学園に行かなくなり、何をして、何を食べて、どうやって寝ていたか、今までの努力も何も水の泡となり僕の体からこぼれ落ちていった

何度も何度も再起しようと思った、今まで努力をして周りから天才と言われ、出来ないことはほとんどなかったのに、でも、それでも再起することはできなかった。




そんな時、僕の通っていた学園に最上蓮也という男子生徒が転校してきたと知った、最初は興味なかった

けど、その学園の評価を聞いて一変した


そして、調べあげた、

顔写真を手に入れた時なぜか西条蓮也と同一人物かと思った、

けどその考えを僕は真っ先に捨てた

僕は西条蓮也を人づてで聞いていた


西条に生まれながら何も出来ない無能と


この噂を鵜呑みにして結論づけて。



でも僕は心のどこかで最上蓮也という人間に期待していたのかもしれない、

西条じゃなくてもいい、自分を超えた天才に会ってみたい


そして、気づいたら学園に来ていた

最初は南川綾子に色々言われたけど、無事最上蓮也に会うことが出来た、

それに戦うことも叶うことになった、その時僕は嬉しかった、

それが理由かは分からないけど戦闘の時に距離を縮めた瞬間僕はこう聞いてしまった



『君は西条なんだろ?』



ほとんど確信していた、僕も伊達に努力を重ねていたわけじゃない、けど、彼は僕よりももっと凄い努力をしている、そして、恐ろしい程に強い、だから期待も込めてそう聞いた、答えは無言だったし表情も変わらなかった、けど体の振動は正直だった

僕が聞いた時少し彼は体がビクついたそれを僕は見逃さなかった、その時僕の期待の確信は真の確信へと変わった



やっと出逢えた、真の天才に、努力する天才に、世間の評価は関係ない、僕を超える

世界のイレギュラー(最強)』に



ーーーそうして、僕は彼に負けた


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