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第四十二部 自動車教習所でまさかの一発合格

運転免許を取るつもりなんて、ほとんどなかった私。

ところが兄に誘われて教習所へ通うことになり、そこでまさかの事件が…

そして最後には、自分でも驚くような結果が待っていた。

兄が突然、

「車の免許を取りに行くために、教習所の予約をしてきた」

と言ってきた。

兄が予約した自動車教習所は、運転の練習をするだけで、免許を取るには試験場へ行って試験を受けなければならない所だった。


当時、私は運転免許にそれほど興味がなかったが、兄に言われるまま、とりあえず、兄の送り迎え付きで通うことになった。

試験も間近になった頃のこと。

私が運転の練習をしていると、隣に座っていた、ちょっと感じの悪い指導員のおじさんが、いきなり、

「髪が長い!」

と言って、私の頭をパシッと叩いた。

親にも殴られたことないのに!


すると、耳から何かが流れてきた。

手で触ってみると、真っ赤な血。

指導員のおじさんは、みるみる青ざめ、慌てて所長さんのところへ。

そして所長さんが私を耳鼻科へ連れて行ってくれた。

診てもらうと、なんと鼓膜が破れて出血しているとのことだった。


私は、

「髪が長いからって、どうして頭を叩かれなきゃいけないの?」

と、あれから何十年経っても、やっぱり理不尽だったと思う。

そして、いよいよ試験場での一発技能試験。

当時は一発で合格するのは難しく、何度も受ける人がほとんどだった。

ところが、私は仮免試験も、路上試験も、なんと一発で合格してしまった。

自分でもびっくりした。

もしかして、私って……

思っていた以上に、運転が上手かったのかもしれない。

今でも、そういうことにしている。


まさか自分が一発で合格するなんて、あの頃は本当にびっくりした。

今思えば、あの指導員さんに頭を叩かれたことも、私の運転人生の強烈な思い出。


でも、やっぱり……


髪が長いからって、頭を叩くのはおかしいやろ!。

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